【四月は君の嘘】8/20 クラシックコンサートフィナーレ2015@兵庫 感想
最高だった以外の言葉が思い浮かばない。
ずっと余韻に浸っていたいぐらい、素晴らしいコンサートでした。
席は前から2番目でばっちり舞台がうかがえる位置!
演奏者の表情が見え、息づかいまで聞こえるほどの距離で満喫。
開演前には、スクリーンで名場面の数々が映し出される。
始まる前から、君嘘の世界に入り込んでいく。
演奏は、『ショパン:練習曲Op.10-12<革命のエチュード>』からスタート。
武士がスランプを乗り越え、
目標でもあり、ヒーローだった公生に別れを告げる曲。
この曲から始まるとは…!!初っぱなから飛ばしてきます!
続いて、『クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ ピアノ独奏版』。
いちばん、君嘘の曲の中で聴いた曲かもしれない。
アニメの演奏シーンが思い浮かんで、ちょっと泣きそうに…
ピアノ版に続いて、『愛の悲しみ』を
ガラコンで、本当なら公生とかをりが披露するはずだったバージョンで。
「もし」はありえないけど、ふたりが演奏していたら
こんな感じだったのだろうかと思いながら聞き入っていました。
愛の悲しみのあとは、ピアノ曲3連続!1曲目は『ドビュッシー:月の光』。
イントロで椿の顔が浮かんできた。キャラソンで何度も何度も聴いたから、覚えてる。
心地良い音色が響き渡る。
2曲目、『ベートーベン:ピアノ・ソナタ第14番<月光>第三楽章』。
公生が、母の死後のコンクールで弾いた曲。
劇中では途中で演奏を止めてしまったけれど、今日はフルで。
3曲目は、『スクリャービン:エチュード嬰ニ短調 作品8-12』。
絵見が、毎報コンクール二次予選で演奏。
情熱的な演奏が耳に残ってる。
ヴァイオリン、ピアノに引き続き、
第2期のED、『オレンジ』の公生とかをりの演奏Ver。
正直、涙を堪えるのに必死。こらえきれずにちょっと泣いちゃった。
阪田さんのピアノのイントロを聴いた瞬間、胸がいっぱいに。
曲自体の良さもさることながら、演出が反則。
2番が始まった瞬間、舞台後ろのスクリーンにアニメの映像が映し出される。
病院の屋上でかをりがエアヴァイオリンを披露したシーンに続いて、
最終話の告白シーンを流すなんて・・・
ハンカチで涙をぬぐう人がいっぱい。
オレンジのあとはトークタイムに突入。
阪田さんがキャラとの距離の縮め方で悩んだエピソードを
話されていたのが印象的でした。
特に絵見は女の子の情熱的な演奏を!と監督にリクエストされたそうですが、
女の子でもないし、あんなに情熱的なタイプでもないしで苦労したとのこと。
それにしても、阪田さん、よくしゃべるしゃべる。
真面目キャラかと思いきや、積極的にボケにいったり、
良い意味でギャップがあって面白かったです。
トークタイムが終了し、
篠原さんの演奏する『サン=サーンス:序奏とロンドカプリチオーソ』。
作品的に大きな意味を持つ曲。
唯一かをりと公生が一緒に演奏して、大喝采を浴びたのが忘れられない。
名言「アゲイン」が生まれた曲でもあります。
そしてそして、『ショパン/イザイ編:バラード1番』へ。
最終回で、公生とかをりが幻想的な世界で、演奏していた曲。
アニメの映像と、実際の演奏が合わさり、まるでふたりが現実世界にいるかのよう。
この曲、とても技術的に難しい曲だということだそうで。
篠原さんが演奏後、頭が真っ白と言っていたほど。
パンフにはこの曲までしか書いていなかったので、終わりかと思いきや!
ラストは愛の悲しみと対になる、『愛の喜び』。
まじですかー!会場中の人がそう思っていたはず。
「悲しみになれておくためよ」と公生母が語っていたように、
愛の悲しみは、みなさん何度も何度も聴いてるはずなんですよ。
しかも、愛の喜びは劇中では披露されていないですからね…
それをクラシックコンサートのフィナーレ、
モデルアーティストのおふたりの演奏で聴けるなんて、感無量。
素晴らしい演奏を聴いたあとの、
これ以上音いらないな・・・という気持ちが少し分かったような気がします。
もうお腹いっぱいの約2時間でした。
クラシックコンサートフィナーレ2015と題しているくらいなので、
2016、2017と開催されることを祈ってます!