とあるカワウソのつぶやき。

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【四月は君の嘘】第1話 感想「14歳の春、僕は君と走り出す」

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四月は君の嘘 第1話感想。結末を知ったうえで感想を書いているので、ネタバレ注意です!

にゃー!

桜舞う季節、カヌレを食べながら猫を追いかけるかをりのアバンで物語はスタート。かをりの可愛さが存分に発揮されてる。「にゃー」って何なの可愛すぎるでしょ。からのOP。ある意味、最高のネタバレを見せているOPだけで泣けてくる。これはあのシーン、と名シーンの数々を思い出す。

「ヒューマンメトロノーム」有馬公生

幼少時の公生の演奏が少し披露されていましたが、譜面を忠実にさらい、完璧に弾ききる姿は、まさにヒューマンメトロノーム。感情を表現する隙間なんて、これっぽっちもない。

母親の死をきっかけに、ピアノが弾けなくなってしまった公生。たまにバイトで音の確認にピアノを使うくらい。けれど、ピアノにしがみついている公生の姿を見るのは辛いなあ。

公生、椿、渡の息はピッタリ!

公生、椿、渡で下校する帰り道。交わされる会話や、ふとした仕草から、彼らが積み上げてきた年月がうかがえる。三人の息がピッタリで、誰かが間に入るのは難しそう。ここにかをりは「渡が好きな女の子」として入っていく訳ですが。そうでもしないと入り込めないよなあ。

「公生は?好きな子いないの?」と尋ねる椿に、「僕を好きになる人なんて、いないよ」と答える公生。すぐそばにいるよ?本人は無意識だけどね?

公生と別れた椿にかかってくる電話。原作にはなかったシーン。椿の電話の相手はかをりで、なんて言って椿に頼んだのかは誘ったのかは推測するしかないんだけど。「渡くんとふたりだと緊張するから、椿ちゃんも一緒に来て」みたいな感じか。公生を自分の演奏会に引っ張ってくるために、かをりは「嘘」をついたはず。

かをりの流した涙の意味は

椿に誘われ、藤和ホールに着いた公生。ピアニカの音に惹かれ、その音の鳴る方へ。ついにかをりと公生が出会う。公生が現れたときに、かをりが流していた涙。「強く吹きすぎちゃった」って言葉を初見のときは信じてた。

けど、本当はずっと会いたかった、焦がれていた公生が目の前に現れたことに感激して流した涙で。2回目に見直したときに、かをりの心情を想像して泣いてしまった。結末を知ると、意味が変わってくるシーンのひとつ。

14歳の春、僕は君と走り始める

物憂げな表情を見せ、「僕はいいよ」と誘いを断る公生に対して、「君も行こ」と彼の手を取るかをり。こんなんされたら、惚れてまうやろーーー!

「君も行こ」って言う前にかをりの目に光が入ってる描写があるんですよね。初めて見たときには気付かなかった。モノクロな毎日を送り、目が光ってない公生との対比と、かをりが公生に好意を持ってることを暗に示してるんじゃないかと勘ぐってみたり。

「私、ヴァイオリニストなの」→横山さん作曲のBGM→「14歳の春、僕は」→キラメキのイントロ→「君と走り始める」→EDの流れがもう完璧。視聴者の心をぐっと掴んだに違いない。

原作では「14歳の春、僕は自分の足で走り始める」だったのが、「14歳の春、僕は君と走り出す」に変更されてるんですよね。

公生はかをりを始め、渡、椿、武士や絵見、凪、紘子さんなど、色んな人のおかげで成長していく。確かにピアノをまた弾き始めるという決断をしたのは公生自身だけど、かをりがいなければ、ずっとモノクロの毎日を送っていたはずで。ライバルたちや、他の支えてくれる人達との出会いはなかった。

かをりの演奏に心を打ち抜かれ、彼女に振り回されつつも、またピアノを弾き始める公生の物語を考えると、アニメ版の台詞の方が合ってる気がします。


何度見ても色あせない、四月は君の嘘。見返すごとに新しい発見があって、毎週1話ずつ振り返るのが楽しみです。

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