【四月は君の嘘】第3話 感想「友人A君を、私の伴奏者に任命します」
四月は君の嘘 第3話感想。結末を知ったうえで書いているので、ネタバレ注意です!
かをりと公生のデート回!
渡の代役(だと思っている)公生とかをりはワッフルを食べに。「エキストラの次は代役か…」とぼやいてたけど、違うから!君主役だから!
モデルになったこのお店に、いつか行ってみたい。
ワッフル食べてるかをりかわええなあ。実は、ワッフルよりも憧れの公生とデートしてることにテンション上がってるんじゃ?
店内のピアノで子どもたちが「きらきら星」を演奏し始める。かをりの子どもと仲良くかをりに促され、ピアノを弾いているうちに、子どもの演奏を追い抜かし、見事な演奏を見せる…ものの。途中で演奏を止めてしまう。過去のトラウマが、公生の顔に暗い影を落とす。
「友人A君を 私の伴奏者に任命します」
店を出て、公園でにゃんこと戯れるふたり。「ピアノはもう弾かないの?」と公生に尋ねるかをり。公生の経歴にやけに詳しいのを「君は私達の憧れだもの」と答える。有名だしね?オーケストラで8歳で共演してるしね?公生が気付くはずもないんだけど、「私達」じゃなくって「私」の憧れなんだよなあ…。
「ピアノの音が聴こえないんだ」と告げる公生を「甘ったれんなー!」とかをりは蹴りまくる。
「悲しくても、ボロボロでも、どん底にいても弾かなきゃダメなの。そうやって私達は行きてゆく人種なの」
そうやって公生を叱咤激励するかをりの台詞は、自らの状況をも表していて。14歳の若さで、余命わずかと告げられている彼女の心境を察すると、胸が痛くなる。そんな状況でも、彼女は懸命に生きている。全力で生きている。その懸命さが、演奏が人々の心を打ち抜き、動かしていく。
「友人A君を、私の伴奏者に任命します」
黒猫を抱きながら、そう告げるかをりは美しい。かをりへの気持ちを「憧れ」だって言う公生だけど、それは恋だよ。恋。
伴奏しろー!
公生に伴奏させるために、昼休みにリピートで課題曲をかけ、音楽室には楽譜を貼り、教科書にも貼り、家の部屋にも貼るなんて…。ちょっとしたホラーでしょ。
帰りのバスで公生について話すかをりと椿。公生のこととなると、椿の目って輝くよね。ビカーっと!
「椿ちゃんは有馬君が好きなんだね」と言われ、「ちょっとダメダメな弟って感じ」と答える椿は、自分の気持ちに気付いていなくって。公生と椿以外には見え見えなのになあ。「時間って止まるのね」の台詞はブーメラン。椿回への伏線さ!
椿と別れたあと、かをり都津原病院大学前で降りるため、バスのボタンを押す。お見舞いかな?ともこの段階では思えるけど…
「挫けそうになる私を…」
コンクール当日、かをりは公生を屋上でやっと見つける。伴奏をやらないと断固として譲らない公生。
「僕はピアノが弾けないんだ」とうじうじする彼に対して、「君は弾けないんじゃない。弾かないんだ。"ピアノの音が聴こえない" それを言い訳にして逃げ込んでるだけじゃない」と指摘するかをり。この台詞ってアレンジすれば、どんなことにも通ずるなって思った。できないんじゃなくって、やらないんだ。
「僕は怖いんだ」と涙ぐむ彼に、「私がいるじゃん」とかをりは笑顔で伝える。もし弾けなくても、公生のそばにはかをりがいる。「私がいるじゃん」は、全編通して、重要な台詞のひとつ。
「弾ける機会と、聴いてくれる人がいるなら、私は全力で弾く。聴いてくれた人が私を忘れないように。その人の心にずっと住めるように」
この台詞のように、かをりの存在は公生にとって、忘れられない存在になっていく。公生だけじゃなくって、僕の心にもずっと残り続けている。「四月は君の嘘」を愛するすべての人々の心に住み続けている。
「くじけそうになる私を支えてください」と涙ながらに伝えるかをりの姿は涙不可避。種田氏の演技と合わさって、もうダメ。健気に明るく見せてるけど、病気に負けそうになる自分もいるんだろうなあ。
「やるよ 君の伴奏」と答える公生のイケメンさ!よくぞ覚悟を決めた!桜がひらひら舞う演出もニクいよねえ。泣きながら笑うかをりの笑顔よおおおおおおおおお!可愛すぎませんか!?
そして、屋上におしかける椿と渡!ふたりとともに、コンクール会場へ!※自転車の二人乗りは法律で禁止されています。
坂を全力で駆け下りていくシーンは好きなシーンのひとつ!横山さんの音楽もいい!フィナーレイベントの円盤でこのシーンの朗読見るのが楽しみさ!
次は物語で重要な役割を果たす第4話。ああ、きっとまた涙なしには見られない…
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