とあるカワウソのつぶやき。

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【四月は君の嘘】第10話 感想「君がいるよ 有馬公生君」

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四月は君の嘘 第10話「君といた景色」感想。結末を知ってから書いているので、ネタバレ注意。アバンの「だってよ 星は夜輝くんだぜ」は渡の名言中の名言。

君のために弾こう

コンクールで演奏し始めた公生。最初は譜面に忠実に、正確無比な演奏を見せていたが、次第に演奏が狂い始める。その姿はまるで泣きじゃくる子どものよう。何とか演奏を続けようとするものの、音に緊張感がなくなっていく。ついには、演奏をやめてしまう。


演奏をやめてしまった公生のコンクールはもう終わり。かをりの伴奏をしたときと同じ。「あのとき君は 何のために弾いたのかな」と彼女を思い出す。それは公生、君のためだよ!公生はまだ知る由もないけれど。

何を見てもかをりを思い出す公生。公生の中に、かをりの存在が深く刻みこまれている。公生の中にいるかをりですら、諦めることを許さない。

「アゲイン!」
再び弾き始めた公生。だが、音はちぐはぐのまま。そんな公生は、やっと自分の弾く理由を見つける。

「君のために弾こう」
何のため、誰のために弾くのか。「かをりのために弾く」というシンプルな答えに辿りついた公生。やっと弾く理由を見つけた公生の音が変わり始める。音がきらめきだす。

公生の演奏を聞いている絵見たちのイメージ力が半端ない。チョークの匂いや、かすかな寝息まで聞こえるほどのイメージ力。演奏に込められた想いを感じられるなんて…。

会場中が、公生の世界に埋没していく。カラフルに色づいていく。今までかをりと交わした言葉を思い出す公生。

「僕は たった1人でいいや」
「君だけでいいや」


うわーーー!青春してる!青春してるよ!一途な想いを演奏に込める公生。「ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう」と、何度もかをりへの感謝を演奏に込める。

「届くかな 届くといいな」
「僕の中に 君がいる」
「君がいる」

「やっと帰ってきた」
「君がいるよ 有馬公生君」

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届いてる!公生の演奏はちゃんとかをりに届いてるよ!涙ぐむかをりを見て、涙を我慢できない。初めての演奏会で見せた公生のカラフルな演奏。かをりの憧れた公生が、公生の演奏が帰ってきた。かをりはどれだけ嬉しかったことだろう。

演奏を終えた公生は、後悔なんてひとつもない顔。たったひとりのための演奏は、ちゃんと届いてる。かをりに届いてる。(この場面で、椿が複雑な表情をしていることも覚えておきたい。)

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母親の亡霊がニコッと微笑み、EDのキラメキへ。この流れ、完璧すぎやしませんか…。1クール目のクライマックス、見事!綺麗に終わったかと思いきや、審査員の汚いおっさんの顔!やめて!

「やるじゃん 凡才」とつぶやく紘子さん登場!公生の母親の車いすを押していた女性ですね。小春ちゃんの可愛さは、初登場から変わりません。紘子さんがどう物語に関わってくるのか。1クール目のラスト、11話はどう締めるのか。今後も楽しみです!

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