【ネタバレ有】デジモンアドベンチャーtri.第2章「決意」感想
ついにやってきたデジモンtri.第2章の公開日！第1章に引き続き、朝イチの回で観てきました！今回もアツい！
第2章からデジモンtri.で描きたいものが見えてきたような気がします。それはのちほど。
レオモン登場！
アバンでは感染したオーガモンと戦うレオモンが登場。デジタマが壊され、何やら不穏な空気が流れるデジタルワールド。
ちらりと姿をのぞかせたのは、デジモンカイザー。予告からも登場が示唆されていたが、彼はまた何かしでかしているのだろうか。
OPは第1章に引き続きButter-Fly！テンション上がりまくり！ワクワクが止まらない！
温泉だーっ！
選ばれし子供達は温泉旅行へ！アバンが嘘のように、ほんわかした雰囲気に。
温泉でゆっくりしたり、迷子になったメイクーモンとピヨモンを探してドタバタしたり。彼らの何気ない日常が描かれる。
いつ敵が襲ってくるのやらとヒヤヒヤ。何もなくて本当によかった。
しかし、帰宅したあとゆがみからオーガモンが現れる。子供達の力を借りずに、大人達が新兵器を駆使し、退けようとするも力が及ばない。
そこに現れたのはレオモン！颯爽とオーガモンを歪みへ連れ去っていく！かっこいいぜレオモン！シビれるぅ！
二度目のオーガモンの襲撃
レオモンがオーガモンを連れ帰ったのもつかの間、ふたたびオーガモンが現実世界に現れる。立ち向かうのはミミ＆パルモン、芽心＆メイクーモン！行けーっ！
トゲモンがチクチクバンバンでオーガモンを歪みに返そうとするも、テレビ中継のヘリにも当たり、墜落させてしまう。レオモンが登場して事なきを得たが…。やっちまったなあ。
「良いデジモンもいる」と世間に知らしめようとしたものの、裏目に出てしまった形。待つように言われていたのに、勝手な行動をしたミミを、光子郎が叱る。
「私は間違ってないと思う。私達が戦わなかったらもっともっと大変なことになってた」
「良かれと思ってやった行動だとしても、結果はご覧のとおりです。ミミさんには自己中心的なところがあります」
それを聞いてミミは思わず駆け出してしまう。もしミミたちが戦わなかったら、被害が拡大してたかもしれないし、間違ってなかったとは思うけど…。
丈・ミミの葛藤
川沿いで偶然出会う丈とミミ。
文化祭の実行委員で他の生徒に「自己中」となじられ、光子郎にも「自己中」と責められたミミ。
「やらなきゃならないことはたくさんある。どうして僕らなんだ」と迷う丈。
自分のあり方に悩む彼らが出会ったのは、必然だったのではないか。
「いつまで選ばれし子供達でいなきゃならない。大人にならなきゃ、か…卑怯者」そう呟き、涙を流す丈の姿が切ない。
丈は逃げている自分がいるのを自覚してる。戦う必要があるのは分かってる。
でも、やらなきゃいけないこと、将来を考えるうちに動けなくなってしまってる。丈が「決意」するのはいつになるのか。
デジモンカイザー暗躍
迎えた文化祭当日。楽しく文化祭を満喫していたところ、校舎裏にゆがみが出現。そこから現れたのは、デジモンカイザーと成り果てた一乗寺賢。
また賢くん闇落ちしたんか……。メイクーモンを連れ去り、歪みへ。それを追って、パルモン、ゴマモンも歪みへと向かう。
賢に見つめられたレオモンが急に感染したようすを見せ始めたのは何事！？賢は成長してギアスでも使えるようになったのかな？これで声優が福山潤さんだったら笑う。
ゆがみの奥で待ち構えていたのは、色のおかしくなったインペリアルドラモン。ウイルスに感染してる？それとも02のとは別種か？
圧倒的な力を見せつけるインペリアルドラモンに、ゴマモンと進化したトゲモンはまったく歯が立たない。
ゴマモン、パルモン究極進化！
「ゴマモンと丈さんがパートナーであることに理由が必要なんですか」
ヒカリのセリフで覚醒した丈がゴマモンのもとにかけつける！
「待たせたね ゴマモン」
「待ってたぜ」
「行け ゴマモン」
「うん」
「行け！ゴマモーーーーーーーンッ！！！」
苦戦していたゴマモンが、イッカクモン、ズドモンと進化し、ついに！究極体・ヴァイクモンに！うおおおおおおおっ！アツい！アツいぞっ！
同じくパルモンも究極体・ロゼモンに進化！めちゃセクシー！
ウイルスから解放されたレオモンも加わり、ヴァイクモンとロゼモンはインペリアルドラモンを圧倒し、無事勝利！
レオモーーーーーーーンッ！！！
インペリアルドラモンを退け一安心、と思いきや。芽心ちゃんのデジヴァイスが急に黒く染まり、メイクーモンが暴走。
レオモンを突き刺し、引裂き、ゆがみの奥へと消えていく。え・・・どうなってんの・・・。
レオモン退場かよ！！！見せ場あったけどさ！
「歪みも 感染デジモンもメイクーモンが原因なのよ」
姫川さんの思わせぶりなセリフでfin.続きが気になりすぎるでしょ！
第3章「告白」は2016年9月24日公開！
本編終了後には第3章の告知とキービジュアルが公開！
タケルと光子郎が金色に輝く、とあるデジモンに乗り、メイクーモンと対峙するようすが描かれていた。第3章はテントモンとパタモンの究極進化が見られるはず！
「さよなら パタモン」
第3章で現状分かるのは、この言葉だけ。タケルとパタモンが別れるなんて嫌だよ！なんとかしてくれ、選ばれし子供達！
第2章で気になった点
第2章で気になった点をいくつか。
・デジモンカイザーが復活してしまった理由は？
02でデジタルワールドをドン底に叩き落としたデジモンカイザーが再登場。その正体は02の一乗寺賢。
兄の死と暗黒の種を植え付けられた影響で洗脳され、デジモンカイザーになってしまったという経緯があります。
02の主人公達のおかげで正気を取り戻したはずなのに、また別の誰かに洗脳されてしまったのか。第1章では02の主人公達がアルファモンに惨敗していましたが、もしかして黒幕は……。
・感染デジモンと歪みの関係
感染デジモンがいるから、歪みが生じることが第2章で判明。このまま感染デジモンが増え続ければ、歪みの発生頻度が増え、大惨事につながる危険性が高くなる。
感染デジモンが生まれる原因はまだ特定できていませんが、すべてはメイクーモンによるものだという姫川さんのセリフから、メイクーモンが深く関わっている問題のようです。
・真の力を手にするには 暗黒を知り 越えてゆけ
物語中で、光子郎宛に届いたデジモン文字で書かれたメールの本文。
真の力＝究極体？丈やミミが置かれていた状況は、暗黒とは言えないまでも、苦難を乗り越えたからこそ、パートナーを究極体に進化させられた訳です。
賢はあえて暗黒面に堕ちて、真の力を手にしようとしているのではないかと考えることもできますね。
・メイクーモンは何者？
第2章のラストで暴走したメイクーモン。鳥取弁がチャーミングな可愛いデジモンだったんですが…。
芽心のもとを離れ、不安が増大すると暴走してしまう模様。芽心が成長すれば、離れていようともメイクーモンを正しく導いてあげられるようになるのでは。メイクーモンと芽心の出自が分からない以上、これ以上何も言えません。
感染デジモン、歪みとも関係があるようで、物語の根幹に関わる特別なデジモンであることがうかがえます。
第2章の小ネタ集
第2章でもニヤニヤできる小ネタがたくさん！
・愛すべき光子郎
温泉で浴衣の柄に悩んでいたのに、ミミに薦められたものに即決する光子郎
姫川さんからミミの写メが送られてくると即文化祭に顔を出す光子郎
私服がダッサい光子郎
いやあ、光子郎は有能なのに抜けてるところと、ミミが大好きなところがいいよね。
・ヤマトの壁ドン
ヤマトが太一に壁ドン！きゃー！女子にしろよ、女子に！！！文化祭でデジモンたちが勝手に出場したキモカワコンテストで「ガブモンは何位だ！？」と気にするあたり、ヤマトはクールに見えてガブモン大好きだよね。
あと、どこかのシーンで口元がキラーンと輝く古典的なイケメン演出にも笑った。タケルも同じような演出がされてて、さすが兄弟だなと。
・メイクーモンの可愛さにやられるレオモン
光子郎の部屋で、他のデジモンたちに「文化祭に連れてけ！」とせがまれるレオモン。
渋っていましたが、メイクーモンの可愛さに心を撃ち抜かれ、学校へ向かう。厚着とマスクで変装した姿は変質者そのもの。
ギャグも戦闘もこなすレオモンぐう有能！
他にもありますが、あとは劇場で、もしくはiTunes、Blu-rayでご覧ください！
tri.で描きたいもの
第1章、第2章と観てきて、tri.で描きたいものが見えてきた気がします。
それは、高校生になった選ばれし子どもたちが、葛藤をどう乗り越え、大人になっていくのかということじゃないでしょうか。高校生は、大人にも、子供にもなれない微妙な年齢。
第1章では、自分たちのせいで壊れる街を見て、戦うのを迷ってしまう太一の姿。第2章では「自己中」となじられ悩むミミと、なぜ自分たちが選ばれたんだと理由を探す丈が描かれています。
丈とミミは周りからの声や悩みを吹っ切り、戦うことを「決意」しました。理由なんていらない。自分が自分である理由は、誰かに決められたりするものじゃない。
自分が進む道は自分で決める。強く決意した彼らならば、今後どんな苦難があろうとも、乗り越えていけるでしょう。
ひとりひとりが、悩みや葛藤を乗り越え、大人に近づいていく姿。02の最終話につなげるならば、それ以外ないのではないかと考えています。
残りのキャラたちがどのように苦難を乗り越えていくのか。また、暗躍するデジモンカイザーや02のキャラたちはどうなったのか。夏が待ちきれません！
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