「灰と幻想のグリムガル」はいいぞ。
灰と幻想のグリムガルはいいぞ。
11話を3日で消化。その勢いのまま書き上げました。こんなに面白いアニメを見逃してたなんてもったいない!
ストーリーがいいぞ!
目を覚ますと、見たことのない世界「グリムガル」が広がっていた。記憶も、お金も、特別な力も何もない。RPGでいえば、装備なしのレベル1の状態。そんな世界で、主人公たちは見習い義勇兵としての生活をスタート。
主人公のハルヒロたちは、余りもの同士でくっついたパーティ。最初はゴブリン一匹倒すのにも一苦労。ゲームだと簡単に敵を倒せて、どんどんレベルが上がっていくけれど、彼らはそうはいかず。
もし僕らがグリムガルの世界に飛び込んだら、きっと同じような道を歩むんだろうなと思えるリアリティがある。いちばん初めの街でずーっとゴブリンを倒し続け、少しずつスキルを覚えて成長していく。
グリムガルでは、常に死と隣り合わせ。死ねば生き返ることはなく、灰になって天に昇っていく。敵だって、死にたくないから必死で抵抗してくる。「命のやりとりをしているんだ」という台詞が胸に突き刺さる。油断すれば、あっさり死ぬ。世界の厳しさを、まざまざと見せつけられる。
仲間との別れ、新たな仲間との出会いを通して、着実に一歩一歩ずつ進んでいく。ハルヒロたちのパーティが「本当の仲間」になっていく過程を丁寧に描いています。
音楽がいいぞ!
物語を彩る音楽がいいぞ。OP、ED、挿入歌、BGMのどれをとっても一級品。BGMや挿入歌が場面を盛り上げたり、しっとりとした雰囲気にしたり。場面に合わせて効果的に使われている。音楽がいいアニメは面白いという持論を展開したい。
BGMのみの台詞なしで物語が進んでいく場面がいくつかあるのですが、すーっと画面に入り込める。音楽が物語に引き込んでくれます。
グリムガルのおかげで、OPなどを担当する(K)NoW_NAMEさんのファンになっちゃった。OPではテンションが上がるし、EDの「Harvest」の歌詞を見ながら聴くと、うるっとくる。
画がいいぞ!
水墨画の背景が、幻想的で、とても美しい。ファンタジーらしさを際立たせ、グリムガルの世界観に合っていると思う。死と隣り合わせの世界ではあるけれど、だからこそ美しいのかもしれない。
キャラクターも、特に女性ヒロインへのこだわりが見える。視聴者のフェチシズムを刺激する場面がいくどとなくあるところに、製作陣の本気を感じる。
ヒロインがいいぞ!
グリムガルは、ヒロインもいいぞ!
天真爛漫おしゃべりヒロインのユメ。尻〜脚にかけての曲線美がすばらしい。
もじもじ系魔法使いのシホル。着痩せするタイプらしい。
ツンツンしてるように見えてめっちゃいい人な神官のメリイ。時折ほんのり見せるデレが可愛い。
みんな違って、みんないい。ちなみに僕は断然ユメ派。関西弁がたまらんですよ。ユメ役の小松未可子さんが三重県出身と聞いて納得。違和感ぜんぜんないもの。
イベントがいいぞ!
6月19日にかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで行われるイベント「灰と激奏のグリムガル」への期待感が高まる。メインキャスト勢揃いのうえ、朗読と音楽、映像でグリムガルの世界を堪能できる。
昨年行われた四月は君の嘘 フィナーレイベントを思わせる内容に、わくわく。行くっきゃないでしょ!
先行応募用のチラシが封入される円盤1巻を買わねば。1巻は原作者書き下ろし小説に、特典OVAと盛りだくさん。本編では描かれなかった温泉回が観たい人は、買うしかないでしょ!
アニメはまだ序章といった感じなので、今後どんな展開になるのか気になる。原作大人買いするまであるな。