とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

【四月は君の嘘】第21話 感想「雪の中の君は美しい」

スポンサーリンク

四月は君の嘘 第21話「雪」感想。結末を知ってから書いているので、ネタバレ注意。奇跡は起こる、起こせる。

もう‥無理

紘子さんが公生の部屋に入ると、膝をかかえて座り込む公生の姿が。なんとかピアノを引かせようとするが、公生は「もう‥無理」とくずおれるばかり。

母親に続いて、かをりまで……。中学3年生なのに、業背負いすぎでしょ。公生はただ、お母さんに元気になってほしかっただけなのに。ただ恋をしただけなのに。

自分がピアノを弾いたせいで、大切な人を失うと考えてしまうなんて、悲しい運命だ。母親のときだってずーっとピアノを弾けないくらいのショックを受けたのに、今度はどうなってしまうのか。

茫然自失と過ごす公生のもとに、かをりからの手紙が届く。メッセンジャー渡、いい仕事するぜ!

f:id:kwusbb:20160328193038p:plain


手紙にはカヌレ食べたい。」のひとこと。ふたりには、その言葉で十分。一緒に買い物をしたときのレターセットはこのためのフラグだったのか!

雪の中の君は美しい

公生は、カヌレを持ってかをりの病室へ向かう。何も言えない公生に「チョー!!」とツッコミを入れるかをりは、元気だった頃を思わせる。「外で食べたい」と言うかをりをおぶって、公生は屋上へ向かう。

雪降る景色の映像美よ。「ピアノ弾いてる?」とかをりは切り出す。病室では触れなかった核心に触れる。公生の答えはもちろん「弾いてない」

f:id:kwusbb:20160328193456p:plain


「僕はもう無理だ」とこぼす公生に対して、かをりが伝えたのは。

「私がいるじゃん」

たびたび聞いたそのセリフは、公生を勇気づけてきた。まもなく命の灯が消えそうなかをりが言うと、重みが違う。かをりは、手術を受けるという。東日本ピアノコンクール本選の日。

かをりは最後の最後まで、あがくつもりで。それは全部公生のせい。公生のおかげ。夢を叶えたから、「もういい」と投げやりになっていたかをりが、再び前を向いたのは公生のおかげだ。

「君はあがかないの?」と彼女は公生に問いかける。「まともに弾けるわけない こんな状態で弾けたら奇跡だ」と切実な思いを吐露する公生。話すうちに、だんだんと顔が下がっていく。

「また下向いてる」とかをりはつぶやき、立ち上がる。かをり渾身のエアヴァイオリン。まるでヴァイオリンを持ち、実際に演奏しているような迫力。病気で立ち上がれもしなかったかをりが、奇跡を起こしてみせた。

f:id:kwusbb:20160328193745p:plain


「ほら 奇跡なんてすぐ起こっちゃう」と伝えたとたん、かをりはその場に崩れ落ちる。公生の胸に抱かれ、彼女の伝えた言葉が切ない。

「私の中に君がいるよ 有馬公生君」
「たまごサンドが好き モーモー印の牛乳が好き あと何が好き?」
「好きな昆虫は?何を集めてた?好きだったアニメは?」

「知らないことたくさんある なんでも知ってる椿ちゃんがうらやましい」

椿が音楽面で通じ合うかをりと公生に嫉妬していたように、かをりは公生のことなら彼以上に知っている椿を羨ましがっていたとは。ほんと正反対なヒロインたちだ。

「怖いよ 怖いよ 私を一人にしないで」

かをりの悲痛な叫び。気丈にふるまったって、かをりは中学3年生の女の子。目の前に迫った「死」を恐れないわけない。

「雪の中の君は美しい」

触れたら消えそうなくらいの儚さが、彼女の美しさを際立たせているのかもしれない。かをりの切実な想いは届くのか。雪降る2月18日、ふたりにとって人生をかけた勝負の日がやってくる。

みんながいたから

東日本ピアノコンクール本選当日。なんとか紘子さんが会場まで公生を連れてきたものの、コンディションは最悪。かをりの奇跡を演奏を見ても、まだダメだったのか……。武士や絵見の心配をよそに、舞台に上がるが、演奏を始められない。

両手いっぱいに広がった血と、命がなくなっていく感覚を思い出して、両手で顔を塞ぎこんでしまう公生。やっぱりダメか…と思ったそのとき。

「ひっちょ」

f:id:kwusbb:20160328194828p:plain


シンとした会場に響き渡るくしゃみの音。椿ィ!そのくしゃみのおかげで、「みんな見てるんだ」と気づき、弾き始める公生。かをりが後押しした背中を、椿がもう一押し。

弾きながらみんなと交わした言葉を思い出す。お世話になった人たちに応えなければいけない。みんながいたからこそ、いまの公生がある。特に宮園かをりというかけがえのない存在が、彼をここまで押し上げた。

「悲しくても ボロボロでも どん底にいても弾かなきゃダメなの」
「ヘーキヘーキ なんとかなるって 私達最強だもん」

かをりとの会話を思い出し、ピアノを弾き続ける公生。公生は演奏家だもの。公生の音は、カラフルに色づいている。彼に関わってくれた人のおかげで色づいていると言っても過言ではない。

「公生の演奏は カラフルに色づいている 悲しげに色づいている」という紘子さんの言葉が的確でいて、切ない。母親との別れが、近づく宮園かをりとの別れが、彼の音をカラフルにしている。

公生が披露したのはショパン バラード第1番 ト短調 Op.23」。ちょうど君嘘の最終回放映時にフィギュアスケート羽生結弦選手がSPでこの曲を使っていて、そんな偶然に胸が熱くなったものでした。

公生の想いはかをりに届くのか。ついに次回、最終話。

関連記事

【四月は君の嘘】第22話 感想「僕らは誰かと出会った瞬間から 一人ではいられないんだ」

四月は君の嘘 感想記事まとめ!

スポンサーリンク