とあるカワウソのつぶやき。

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【3月のライオン】第9話 感想「松永さん、将棋続けるってよ」

3月のライオン 第9話の感想。まさかのニャー将棋音頭、再び。耳に残るメロディーで、駒の動きが覚えやすい!小さい子が将棋覚えるのにぴったりなんじゃなかろうか。

ニャー将棋音頭のCDと、ニャーの駒つきの将棋版の商品化はどうですか、アニプレックスさん。

81マスの上で40年

零くんの次の相手は、松永正一 七段。25歳でプロ棋士になり、40年もの間、将棋の世界で戦い続けてきた人。40年ですよ、40年。厳しい勝負の世界に身を置き続け、彼は何を見てきたのか。

きっと、引退していく人もたくさんいただろうし、後から入ってきた人が自分を追い抜かしていくこともあっただろう。それでも続けてきたのは、将棋に並々ならぬ想いがあったから。

松永さん、めっちゃ良いキャラなんですが、対局中の姿は見ていられない。行き当たりばったりで指していたり、負けたときには駒を盤にばらまいたり。40年の貫禄はどこへやら。

酔っ払いの生態が謎すぎる

松永さんの無茶ブリで、高級うなぎ店を訪れた零くん。日付が変わる前の時間帯に飯テロはギルティ。うなぎが食べたくなっちゃう。ただ、4720円に、2100円と気軽に手を出せそうな金額じゃないのが…。

おごってもらってるのに、自分が連れてきた感を出す松永さん、完全に酔っ払いです。脈絡なく話が変わるところなんてもう、目も当てられない。お酒は飲んでも呑まれるな。ダメ、ゼッタイ。

伝説のアレ(おみやげ)を手にし、ごきげんなのは絵に描いた酔っ払いっぷり。文句を言う気も失せるよね。

「負けたくない」

店を出て、川沿いで語らうふたり。松永さんの胸中が明かされる。最初は正々堂々と戦い、散ろうと考えていた松永さんだが、心の底から「負けたくたい」という気持ちがこみ上げる。

みっともなくても、無様でも、勝つためにあがいてあがいて。その結果が、行き当たりばったりのように見えていただけなのだ。どれだけみじめでも、血と涙と汗が詰まった将棋の世界を、簡単に諦められるはずがない。

「将棋好きですか…」と問う零くんに、松永さんが返した言葉がグッとくる。嬉しいことも、苦しいことも、たくさんあった。喜怒哀楽詰まった将棋について、「好き」なんて言葉で言い表せるもんか。

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ここまでは格好良かったんだけどな。「辞めたら家で威張れなくなる」って何さ!お手伝いくらいしようよ!孫の面倒は見ようよ!しんみりするのが嫌で、おとぼけた可能性もなきにしもあらずだが…。いや、ないな。

それにしても、わざわざ電話をかけてくる香子が謎。慰めてあげると言いつつも、嫌がらせをしようとしてる風にしか見えず。でも、零くんを嫌いで憎んでるなら関わらずにいればいいのに…。ほんと、香子の行動原理と気持ちが分からない。

1クール目も残り2話。このペースだと、全22話で5巻入ったところくらいで終了か。5巻以降のエピソードは特に観たいんだけどなあ。ぜひとも2期決定!の知らせを聞きたいものです。

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