【背すじをピン!と】9巻の感想「舞台はスタンダードからラテンの部へ!」
背すじをピン!と 9巻の感想です。ちょうど1年前は、3巻が発売し、ジャンプでは柏小春ちゃんの可愛さが爆発していたようで。もう1年が経ったのかと感慨深い。
【背すじをピン!と】37話の柏小春ちゃんが可愛すぎる件についての記事で、スマートニュースに載ったのもいい思い出。思えば、ここから柏小春ちゃんにハマりだしたのかもしれません。
9巻おまけの柏小春ちゃんもめっさ可愛かった…!たった一コマ、されど魅力に溢れてる。
さて、9巻は夏の全国大会スタンダードの部が決着!結果発表は、涙なしには読めなかった。2016年いちばん熱くて涙を流したのは、せすピン72話です!
ラテンの部に移り、初めはギクシャクしていた八巻・秋子組が徐々にかみ合っていく姿に胸が踊る。影の薄かった畔田の覚醒もアツい。チャンピオン組へ果敢に立ち向かう二組のエピソードから、目が離せない。
どこまでもアツさが止まらないせすピン9巻の感想、いってみましょう!
ユー アー ザ ニュー チャンピオン!
ついに迎えたスタンダードの部結果発表。続々と順位が発表されていくなか、残ったのは、やはり現チャンピオン・咲本・サラちゃんペアと、真澄くん・リオちゃんペア。全力を出し切った挑戦の結果ははたして…?
優勝は、真澄くん・リオちゃんペア!見事なチャンピオン交代劇!やったあああああああああああ!
ここまでの道のりを考えると、胸にこみ上げる思いがある。
最後の大会として臨んだ全国大会。リオちゃんの覚醒。万年2位のイメージを塗り替えた演技。鹿高ダンス部みんなで作り上げた必殺技。すべてが結実した結果である。
真澄くん、リオちゃん、本当におめでとう!これからもふたりのダンスが見られるのが嬉しすぎる。72話については、以下の記事でも語っているので、良ければそちらもどうぞ。
【背すじをピン!と】72話は、今年いちばんアツくて泣ける回!
物語はラテンの部へ!
続いて、ラテンの部が開幕。元・天才少年、畔田満影の覚醒と、徐々にギアを上げていく八巻・秋子組、彼らを迎え撃つチャンピオン組といったところか。
スタンダードの部に引き続き、圧倒的な実力を見せつける咲本・サラちゃんペアに、他の2組が勝負を挑む展開、ものっすごくいい。ラテンの部だって、王者貫禄の可能性は十分にある。
一次予選の見所は、畔田の覚醒でしょうか。かつて「天才」と呼ばれた少年は、続々と現れる才能たちを見るうちに、諦めてしまっていた。
しかし、愚直に挑戦し続けたライバル・後輩たちの姿に感化され、見事覚醒!生き生きしたダンスが表情からも分かる。
畔田をアゲるナオミちゃんは本当にいい女。ぴったりのパートナー同士だよ!
一方で八巻・秋子ペアは絶不調。どうしたんだってばよ…。
刹那のシンクロ
ぶつかり、いがみ合う八巻・秋子ペア。彼ららしいっちゃらしいけど、今回は特にひどい。一次予選、ギリギリ通過じゃん…。
喧嘩ばかりでどうなることやらと不安になっていたら、刹那に見せるシンクロ。
ぶつかり合い、高め合う。どのペアとも違う、ふたりだけのスタイル。仲睦まじいカップルじゃないけれど、お互いをライバルと思うからこそ生まれるダンス。調子上がってきたね!
何にも真剣になれなかった八巻が、ダンスにハマったのは必然だったのかも。スカしてカッコつける彼にぴったり。サッカー部の友達の言う通りだ。そういや、この友達の名前はなんていうんだろ。
vs咲本劇場
白熱するラテンの部は、準決勝に突入!2年生組が猛追を見せるも、やっぱり主役はチャンピオン組か。スタンダードの部は2位に沈んだとはいえ、圧倒的だ…!
準決勝が始まるやいなや、チャンピオン組と八巻・秋子組がぶつかりそうなアクシデント勃発!
不測の事態に即対応して、ペア取り替えるなんて芸当、チャンピオンにしかできないですよね。無茶苦茶だけど、見てる側はテンション上がる!天性のエンターテイナー、咲本譲治の真骨頂!
それに対して八巻は。
「戻れ!! 秋子!! お前は俺と踊ってんだろうが!!」
八巻パイセンの男気溢れるセリフにシビれるぅ!かっこよすぎでしょ。サラちゃんへのフォローも忘れないあたり、いい男っぷりに魅せられる。
vs咲本劇場
会場中を覆うチャンピオン組優勢の流れを覆さなければ、勝利はない。八巻・秋子組が披露したのは…。
得意の足技を活かしたジャイブ!ぴょんぴょん跳ねる、最速のダンス!ぴょんぴょん笑顔で、1,2,Jump!
そういや80話タイトルの「Jの閃光」ってガンダム GのレコンギスタのED「Gの閃光」が元ネタなんでしょうか。細かいネタ仕込んでくるなあ。
ジャイブを積み重ね、ここぞというときに、ド派手なキックで攻める!八巻・秋子組の勢いが止まらない!チャンピオン組、畔田・ナオミ組も加わり、誰が勝つかまったく予想がつかない。
ああもうっ…!ああもうっ…!どれだけ魅力的な物語を重ねてくれるんだ、横田先生は!
次回10巻で、ラテンの部も完結し、まさかの展開へ。ネタバレ気にしない方は、ぜひ関連記事をご覧くださいませ。
良い意味で期待を裏切り続けてくれるせすピンは、どこに向かうのか。ジャンプ本誌でも追っかけ続けていきます!
関連記事
【背すじをピン!と】10巻の感想!感動のラストに涙が止まらない…
【背すじをピン!と】83話は衝撃的な展開!突然の『2年後』は一体どういうこと!?