『笑う朗読』感想。笑顔あふれる最高の朗読劇!
『笑う朗読』の初日の回に参戦!ベテランから若手まで、豪華なキャスト陣の朗読が生で聴けるなんてそうそうない。これは行くしかないと上京した次第です。
ちなみにキャストは以下のとおり。このキャスト陣が一堂に会する機会があるとは。ありがたし…!
野沢雅子/ 井上喜久子 井上ほの花 寿 美菜子
斉藤こず恵 春名風花 潘 めぐみ 悠木 碧/ 大塚明夫 小野賢章 島﨑信長
関 智一 瀬名快伸 西 亮一 山寺宏一/ 水島 裕 ほか
中央に円形のステージ、サイドにも小さなステージがある形。円形を取り囲むように座席が配置され、かなり距離感が近い。僕は2階席だったのですが、全体が見渡せる良い位置取りでした。
全4編のオムニバス形式、毛色の違う物語が楽しめました。"笑う朗読"の名にふさわしく、笑顔いっぱいに。たくさん笑って、たくさん拍手して。
もう、耳が幸せ…。こんな贅沢なことってないよ。できることなら、残りの4公演も参加したかったなあ。
せっかくなので、4つの物語の感想を少しずつ。
生死の間で繰り広げられるドタバタ劇!
飛行機事故に遭い、生と死の間で奮闘する人々を描いた「あの世で唄えば」からスタート!悠木碧さんメインで、コミカルな印象の物語。
まさか、少し前にTwitterでも話題になっていた犬 cv.大塚明夫が聴ける日が来るなんて。声渋すぎで笑うしかなかった。ええなあ、大塚明夫さんの声で鳴くイッヌ飼いたい。
そして、井上親子のメイド服共演。母親17歳、娘18歳。次元が歪んでいる…?喜久子さん、まだまだメイド服もイケるやん、なんて思ってみたり。
とあるセリフで島﨑信長さんと目が合った気がするんですが、気のせいですかね!?(きっと気のせい。こういうとき、大概目があったと感じてるのは観客だけのパターンが多いのである)
悠木碧さんの歌声も聴けて、初っ端から耳が幸せでとろけそう。
母の子育て奮闘記「おかわり自由日記」
2つめは寿美菜子さんによる「おかわり自由日記」。前回の笑う朗読で披露されたエピソードの続編だそうで、子育てに奮闘するお母さんの姿が描かれます。
自由奔放な娘と、それを見守るお母さんのツッコミが面白くて面白くて。何度笑ったか分からない。
きっと、子育てを経験してたら「あるある!」とより共感できていたのかも。1年を通して、成長した娘の姿が微笑ましい。
徐々に親交を深めていく「戦友」
3つめは、山寺宏一さんと大塚明夫さんによる「戦友」。さだまさしさん描き下ろしで、戦場で出会ったふたりの兵士の掛け合いが楽しめます。
序盤は会話が噛み合わないふたりが、徐々に親交を深めていく。入れ替わり立ち回り、ベテランのおふたりの演技にシビれる。
素っ頓狂な山寺さんと、真面目だけど抜けたところのある大塚さんの会話劇がたまらんでした。
"レジェンド"野沢雅子さんの演技がスゴい!
トリを飾るのは野沢雅子さん主演、キャスト総出演の「MACO〜ぼくの姉貴〜」です。幼少期から晩年まで、ひとりの女性の一生を、野沢雅子さんが演じあげます。
野沢雅子さんの演じ分けを、生で聴けたのは僥倖。レジェンドですもん。
時折はさみ込まれる他作品のパロネタが面白くって。国民的アニメなだけに、観客のみなさんも知ってるわけで。途中完全に某主人公になってたのは笑う。
最後のセリフで、伏線がつながったのは気持ちよかったなー!このオチのために、繰り返し繰り返し差し込まれていたのかと腹落ち、野沢雅子さん、おめでとうございます!
鳴り止まない拍手〜アフタートークへ
最後の挨拶が終わっても、鳴り止まない拍手に、若手を中心にキャストのみなさん再登場!アフタートークが繰り広げられます。
開幕前の水島さんの挨拶で、悠木碧さんのことを"あおきゆう"さんと紹介してたのを突っ込まれる一幕も。人間誰しも間違いはあるものね。
あおきゆうさんの演技、素晴らしかったです。ファンになりました。きっと今日だけのアクシデントだと思うので、参加できて良かったなーと。
水島さんの呼びかけで実現した笑う朗読。大大大満足の朗読劇でした!もし次回があるなら、絶対行きたい!
水島さん、キャストのみなさん、楽しい時間をありがとうございました!