【冴えカノ♭】第10話 感想「詩羽先輩と英梨々の決断シーンが泣ける…そして最後に全部持っていく恵ちゃんっ!」
『冴えない彼女の育てかた♭』第10話の感想。セミファイナルにして、神回ふたたび。僕は、詩羽先輩と英梨々の決断シーンがアニメで見られて幸せだ。
悔しい…でも…ワクワクしちゃう!
紅坂朱音にボコボコにされたあと、川沿いで語らうふたり。冷静に英梨々を諭してるけど、詩羽先輩だって悔しくないわけないんだよなあ。
プロの商業作家としてデビューしてるのに、添え物みたいに扱われて。詩羽先輩のプライドが傷つかないはずがない。
口では紅坂朱音を罵倒しつつも、作品に惹かれる英梨々もいる。悔しい…!でも…ワクワクしちゃう!状態じゃないですかー、もう。
安芸倫也と紅坂朱音の共通点は
傍若無人のモンスタークリエイターは、作品を作り上げるためなら、どんな手段だって使う。たとえ関係者に憎まれ、叩かれようとも。
彼女がここまで極端になった理由はGirls Sideで語られているんですが、同情を隠せないよね。まあ、それと今回のこととは別のことだけれども。
「あいつらは、私が思いついた胸がワクワクするような最強のゲームを作るために、必要なんだ」
程度は違えど、どこかの誰かさんが似たようなことを言ってたような。
"最強のギャルゲー"を作ろうとした安芸倫也と、"最強のゲーム"を作ろうとした紅坂朱音と。
ふたりとも、目的のためなら、作品への情熱で周りの人を巻き込み続ける。創作への情熱に突き動かされて、どんどん進んでいく点では、共通している。
「空気を読まずに、周りを巻き込みながら突き進むバカと組みますよ」
サークルを離れた伊織が次に組むのは、きっとアイツなんだろうな。そんなバカ、ひとりしかいないじゃん!
そして竜虎は神に挑まん
詩羽先輩のサービスシーン、ありがとうございます!シリアス回の、一瞬の清涼剤。10話が真の神回だったか。
紅坂朱音にボロクソ言われただけで、英梨々は復活の兆しを見せる。散々甘やかされても描けなかったのに。
やっぱり安芸くんの側にいては、クリエイターとしては大成しない。追い込まれないと、クリエイターとしての成長はないということか。
涙を流す英梨々につられて、涙。胸を貸す詩羽先輩もまた、尊い。
「霞詩子の凄さを理解してない紅坂朱音なんて、ぜんぜん大したことない!」
そう語る英梨々の言葉に、また涙。詩羽先輩の頬を伝う涙。もう神回がとまらないっ!
ついに、心の底では認め合っていたふたりが、お互いへの気持ちを打ち明ける。
いがみあっていたライバル同士が、お互いを認め、強大な敵に挑む。まるで少年漫画の王道じゃないですか!アツい!
たとえひとりでは叶わなくとも、霞詩子と、柏木エリが力を合わせれば、紅坂朱音にだって勝てる。モンスタークリエイターを、ぶっとばす!
僕はこのシーンが見たかったんだ。Girls Sideで冴えカノに本格的にハマった感ある。可愛さにブヒれるのもあり、アツいクリエイター論もあり。どっちも楽しめるもんね。
最後に恵ちゃんが持っていったーーーっ!
お久しぶりの恵ちゃんが登場!やっぱり最後はメインヒロインが、すべてを持っていく。前もあったぞ、こういうの!
「今からデートしよう」
恵ちゃんの服装も、髪型も、初めて出会ったときのまま。来週、2期の最終回は恵ちゃんとのデートで、安芸くんが情熱を取り戻す展開かな。
どう考えても、このまま終わるはずがない!
3期や劇場版の制作を楽しみにしております。今日のニコ生で発表されたりしないかなって。もしくは、12月のイベントか。
どちらにせよ、また素晴らしいアニメが見られるなら、いつだって待ちます!円盤も買う!
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