【さよなら私のクラマー】3巻の感想!「全国大会予選がはじまる!新キャラのキャラ濃すぎ!」
『さよなら私のクラマー』3巻が発売になりました。フットサル大会が決着し、全国大会予選がスタート。物語はテンポ良く、サクサク進んでいく。
優勝候補の浦和邦成を相手に、ワラビーズがどんな戦いを繰り広げるのか期待したい。ジャイアントキリング、あるで!
ぶつかり合う詩人と闘士
即席チームは順調に勝ち上がり、九谷擁するハイリーズとの決勝戦へ。井藤ちゃんとなにやら因縁があるようす。
井藤ちゃんが才能に愛された天才なら、九谷は愚直な凡才といったところか。
フィジカルにこだわるのも、自分にできることを積み重ねて、天才を倒すため。嫌味なだけのキャラかと思いきや、アツいじゃないですか九谷。
お互いに死力を尽くした戦いは、僅差でハイリーズの勝利!おめでとう、5万円分の商品券は君たちのものだ!
裏で男子チームとの練習のために、アレコレ作戦を練り練りしてるのも面白かったですね。最後は深津先生が大人の力で解決しちゃいましたが。子供たちは知らなくてもいいことです。
やる気なさそうに見えて、こそっと協力してくれる深津先生、いいキャラしてる。
全国大会予選、開幕
新生ワラビーズの、アツい全国大会予選が始まる。
恩田がコンディション調整下手なのは、今までちゃんと公式選に出てないからか。ワクワクする気持ちを抑えられないのはわかるなあ。
本調子じゃないなかでも、プレイで魅せるのはさすが。ダイレクトスルーパスは痺れるぅ!
怪我した原因を作ったのは自分だから、その点は自業自得としか言えないのがなんとも。
新キャラのキャラが濃い!
トーナメント初戦の相手は、8年連続優勝の浦和邦成。実力もさることながら、キャラの濃さも随一。
天馬ちゃんの毒舌っぷりには驚いた。どこの世界に"ゲリグソ"って罵倒する女子高生がいるんですか!またものすごいキャラを生み出したもんだなあ。
「きゅんこく」への愛を語るアリス。曽志崎とのきゅんこく談義にも期待。どんな作品なのか、めっちゃ気になる。
偵察隊の花房。彼女のリサーチ力あってこその浦和邦成なのかもしれない。情報は力なり。
曽志崎と中学時代コンビを組んでいたというチカの存在も見逃せない。周防のチャンスをあっさりつぶしているあたり、相当の実力者と見た。
それにしても、恩田が地蔵呼ばわりされてるのは笑う。ただ、弱点だと思われているのは逆にチャンス。彼女がベストコンディションなら、浦和邦成を崩す鍵になるはず。
激闘必至の4巻が、今から楽しみだ!
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