実写版 映画『銀魂』感想。橋本環奈ちゃんがハナクソほじって、ゲロ吐くのは銀魂だけ!
実写版銀魂、最高に笑える映画じゃねーか!漫画の実写化といえば、原作ファンに不安はつきもの。
キャラに合わないキャスティングになってしまわないか、作品の世界観が壊されるんじゃないか、などなど。
その点、銀魂は安心できた。だって、成功しても、コケても空知先生がネタにしてるのが目に浮かぶもの。ずるい!
実際に実写版を見てみると、想像以上の完成度。キャストの演技といい、舞台設定といい、銀魂の世界がスクリーンいっぱいに広がっている。
笑いあり、涙あり、いつもの銀魂が目の前に。何度笑いを抑えきれず吹き出したことか。関係各所に攻めていくスタイルが、まさに銀魂って感じ。
初っ端からパロディかよォォォォォ!
銀さんと新八の出会いのシーンが描かれ、丁寧な実写化だと思った矢先。
突然始まる手作り感あふれるOP by小栗旬。どことなく反町隆史のポイズンに似てるような。いや、完全に曲調もタイトルの『PASSION』もポイズン意識してるよね!?
流れるような新八のツッコミで始まる某有名音楽番組のパロディ。大丈夫?TBSに許可取ってる?大丈夫?
「か〜ぐら♪」「グラブってる」「1000年に1度の〜」と聞いたことのあるフレーズがずらり。
おいおいまじで大丈夫か銀魂!円盤に収録されないなんてことにならないよね!?
開幕から笑いが止まらない。掴みはバッチリですね。
パロディが止まんねェェェェェ!
基本的に紅桜編はシリアス。それでもちょこちょこはさまるネタに笑わずにはいられない。
ワンピース、ドラゴンボールといったジャンプ漫画をはじめ、オバQ、花より男子、ガンダム、ナウシカまで。
危険な香りのするネタをためらいなくブッこむのが、銀魂らしいなって。最高の実写化だよ!
キャストの名演技がすげェェェェェ!
銀さんの死んだような目。新八のメガネとツッコミ。神楽の可憐さ。定春の可愛さ。近藤さんの変態っぷり。土方のマヨラーっぷり。沖田のドSっぷり。
高杉の冷徹さ。桂の飄々さ。武市のフェミニストっぷり。
挙げればキリがなく、漫画を実写化したときに感じる違和感が全然ない。コメディもシリアスも見事に演じたキャストのみなさんに感謝。
特に橋本環奈ちゃんやべえよ。1000年に1度の逸材の環奈ちゃんがハナクソほじって、ゲロ吐くのが見れるのは銀魂だけ!みんな、ぜひ劇場に見に行ってくれよな!
アニメとの共通点もあって、気づいた人ならニヤリとするはず。
銀魂ファンなら必ず楽しめる。また漫画の実写作品にひとつ、迷作が生まれてしまったか…。
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