【冴えカノ】13巻でついに恵ちゃんと安芸くんが…!?最高に胸がキュンキュンするメインヒロインが、まさに目の前に!
『冴えない彼女の育てかた』最終13巻の感想です。冴えカノに出会ってから約2年、追いかけ続けた作品の完結を見届けられるのは、嬉しくもあり、寂しくもある。
冴えない、目立たない、7巻まで表紙にさえならなかった加藤恵が、最ッ高に胸がキュンキュンする可愛いメインヒロインになってる訳ですよ。読者はただの消費豚に成り下がるしかないのだ…
甘く、熱く、切ないストーリーを届けてくれた丸戸先生、ヒロインの可愛さを遺憾なく心にガツンとくるイラストを見せてくれた深崎先生、本当にありがとうございました。
(あとがきでも触れられていましたが、後日談、アナザーストーリー等々も楽しみにしております…!冴えカノの人気度ならきっと…とはいえお体にはお気をつけて…)
気持ちの確認作業
12巻で安芸くんが男を見せ、GS3ではその裏側の恵ちゃんの想いが語られた。読者側としては、答えはもう分かってる。分かっちゃいるけど、素直にオッケーしてくれないのが、メインヒロインたるゆえんか。
はぐらかし、焦らしに焦らしてからの「好き」の破壊力よ。こうかは ばつぐん だ!可愛すぎません?
"その先"まで進んでしまいそうな雰囲気ではあったけれど、やっぱり安芸くんはヘタレなチキンで安心した。
まぁ何回も家に寝泊まりしてますし、そのうち一線超えるんだろうなって。
掛け違えたボタンが、ふたりの未来を決めた
メインヒロインと結ばれたものの、まだ安芸倫也にはやるべきことは残ってる。戦友でもあり、ライバルでもあり、尊敬するクリエイターでもあるふたりのヒロインとの決着戦。
英梨々と詩羽先輩のイラストが対なの、尊すぎないですか…?主人公と結ばれなかったヒロイン同士。これからもともに歩んでいくライバル同士。去り際は鮮やかで、切ない。
もし英梨々と安芸くんが10年前に道を違えなければ。ふたりは仲睦まじく、そのまま結ばれて幸せな人生を送っていたのかもしれない。そんな"IF"の物語がありえないからこそ、胸が苦しくて仕方ない。
10年前のやり直しができる、英梨々の完全勝利ルートはどこですか!?他のヒロインが入る隙間もないくらい、ベタベタなオタクリエイター同士の恋愛を見せてくれてもいいんだよ…
話は変わりますが、恵ちゃんとの百合い展開はぜひアニメで見たいので、関係各所のみなさま、再アニメ化の際は何卒よろしくお願いいたします。
初めての相手とのお別れ
続いて、詩羽先輩とのお別れ。英梨々が初恋の相手なら、詩羽先輩は初キスの相手なんですよね。
主人公との初体験を重ねたとして、結ばれる訳ではないのがなんとも。冴えないヒロインが最高のヒロインに成長してかっさらっちゃったんだもんなあ。
作家とファンとしての関係は、少し形を変え、ファンとライバルの関係へ。いつか願った恋人としての関係ではないけれど、これもひとつの理想的な形なのだろうか。
英梨々とともに、安芸くんの目の前を進み続けるクリエイターであってほしい。
紅坂朱音には英梨々の添え物のように扱われ、主人公には選ばれず、メインヒロインには正妻宣言をかまされる。ほんと損な役回りですよね…
詩羽先輩に関しては、恋するメトロノームで安芸くんとハッピーエンドを迎えると信じて。ぜひとも、本編ではまだ超えられなかったレーティングの壁を突破してください。
ゲーム『冴えない彼女の育てかた』の完成に向けて
ゲームの完成に向けて、新生blessing softwareの面々の活躍も見逃せない。
相変わらずあけすけで、いろんな意味で開放的な美智留。冴えカノの健康的エロ枠担当は、最終巻でも見せてくれました。ゲーマーズ特典で明かされた裏話には笑った。
出海ちゃんは、かつて英梨々が死力を尽くして超えた壁をのびのびと超えてくる。末恐ろしいな、この子…英梨々のライバルとして、ずっと追いつけ追い越せの関係であり続けるだろう。
フィクサーとしての立ち回りも、煽りスキルも一級品の伊織。恵ちゃんにはかなり嫌われてしまっているけれども、サークルになくてはならない存在です。
明らかに機嫌悪くなるのが分かってて、いつも煽ってるよね!?読んでるこっちがヒヤヒヤするよ。
新旧メンバーの力を合わせて作り上げたゲームが、無事に冬コミを迎えられて本当に良かった。作品の評価は賛否両論あれど、きっと次回作への糧になるはず。
物語の終わりは、始まりの場所で
「どうかな?わたしは、あなたが望む、メインヒロインに、なれたかな?」
幾度となく問われた言葉に、間違いなくイエスと答えられる。恵ちゃん可愛すぎでは?
可愛いしか言ってない気がするけど、可愛さが止まらない。最大級ののろけをありがとうございました。
安芸くん、末長くイチャイチャ幸せに爆発しろよな!真・blessing softwareの結成も楽しみにしております。
最後の舞台は、メインヒロイン・加藤恵と出会い、すべてが始まった坂道。綺麗な物語の終わりでした。『冴えない彼女の育てかた』これにて完結です!
冴えカノの胸がキュンキュンする甘さも、胸が熱くなるようなクリエイター成分も大好きで。
特に英梨々と詩羽先輩には感情移入してしまって、冴えカノにこれだけハマったのは、Girls Sideでのふたりの悔しさと、強敵に立ち向かう決断がありありと描かれていたおかげです。ありがとうございました。
作品の人気的に、アニメ3期や外伝作品の展開の可能性は高いのでは?なーんて期待を持ちつつ、しばらくは完結を見届けた余韻に浸っていようと思います。
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