とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

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【最終回】四月は君の嘘 第22話 感想

四月は君の嘘 最終回感想。ネタバレ注意。

みんなへ、感謝の気持ちを伝える公生。みんなのおかげで、今の自分があることに気付く。その中でも、かをりの存在は大きくて。

「僕らは誰かと出会った瞬間から、一人ではいられないんだ」
これ、公式サイトのキャッチコピーだ!最終回の言葉を使ってたとは…

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TVアニメ「四月は君の嘘」オフィシャルサイト

「僕の中に」「私の中に」「君がいる」
二人が手を重ねる演出はニクいねえ。

公生が「届け」「届け」「届け」と演奏にかをりへの想いを乗せていくうちに、場面が、OPのウユニ塩湖のような世界へ切り替わる。

公生とかをりが、もう一度一緒に演奏する姿が観たいと思っていたけど、きっと叶わないのかなと予想してた。

公生の心象世界で実現するっていうね…。観られて嬉しい気持ちと、かをりはもうこの世からいなくなることがわかってしまって…。公生の悲しい表情を見るのが辛い…。何だか複雑な気分だよ…。

1期のOPの一枚絵が連続するシーンは感動した。監督が最終回ありきで作られてると言ってたのは、こういうとこにも反映されてるのかも。

かをりの胸からビーム?みたいに光が溢れて、桜の花びらのように散っていくシーンは、演出過剰じゃない?とちょっと思ってしまった。気合の入りっぷりは伝わってきたんだけれども。内心ちょっと戸惑ってた。

Bパートは、かをりからの手紙を、公生が読みながら進んでいく。

実は、かをりが公生を初めて見たのは、5歳のとき。公生のピアノの演奏を聞いて、習っていたピアノをやめて、バイオリンを買ってほしいと両親にせがむかをり。

「コーセーくんに、ピアノ弾いてもらいたいの!」

ちびかをりのこのセリフでまた涙が…かをりの夢は、公生と一緒に演奏できた時に叶ってたのね…。かをりも、公生の演奏で、人生を変えられたひとりだったんだ。

隣の子が泣き出したって、絵見ちゃんだよね。確かに、原作でも隣に座ってるwモブキャラかと思ってたら、かをりなんかよ!

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むかしは、眼鏡の地味子だったかをり。憧れの公生を見つけても、三人の間に入る隙間なんてなくって、公生、渡、椿の姿を眺めるだけだった。

自分の命がもう長くないことを自覚してから、かをりの人生は走り始める。あの明るく、自由奔放なかをりが生まれた瞬間。

そして、彼女はひとつだけ嘘をついた。それは、渡を好きだっていう嘘。手紙を読んで、やっと嘘に気付く公生に笑ったw

しかし、渡が教室でかをりとの2ショットをひとり眺める姿…せつねぇーーー

渡は、公生がかをりのことを好きなことも、かをりが公生のことを好きなことも分かってて、友達のために奔走するめっちゃ良い奴って思ってた。

女の子大好きで、軽薄なイメージもあるけど、かっこいい。「無理かどうかは、女の子が教えてくれるさ」は名言。

アニメではなかったと思うんだけど、原作では渡がかをりに「かをりちゃんてさ、公生のこと好きだろ」って聞くシーンがあって。

そこでかをりは「うん」「渡君も好き、椿ちゃんも〜」っていう風にはぐらかしてるんだけど、このシーンは意図的に削ったんじゃないかなあ。

アニメの最終回の渡のシーンだと、実は渡も、かをりのためにあれこれするうちに、本気でかをりのこと好きになってしまってたっていう解釈もできちゃうよね。かをりの嘘で、渡を踏み台のようにして、公生と出会ったところが、賛否の分かれる点なのか。

また、かをりは自分が通り過ぎる人間だって分かってて、椿が公生のことを好きなことも分かってて、変な禍根を残したくないって自覚してたのに、なんで三人に関わったんだっていう批判かな。色んな人を傷つけてまで、わがままを通すなんて、みたいな?

けど、そんなのどうだっていいじゃん!かをりがいなかったら、公生の人生はモノクロのまま。かをりのおかげで、また公生はピアノを弾き始めて、人生がカラフルに色づき始めたんだから。

公生との思い出を語っていくかをり。各話で出てきた風景と、かをりの横顔が次々切り替わる演出に、心動かされた。これまでの話を思い出してしまって、また泣けた。

一番良かったのは「有馬公生君、君が好きです」とついに伝えるシーン!好きな女の子が死んだあとに、こんなこと言われたら、忘れられる訳ないでしょ!

かをりは、公生の心の中で、一生生き続けるんだろうな。

「いっぱいいっぱいごめんね。ありがとう」と告げて、公生の前から去っていくかをり。踏切で、かをりが消えた方から、椿がやって来る。

「背後霊みたいにずっとずっと側にいてやるんだからな」って、椿のかいがいしさがたまんない!

もうすぐ、春が来る。君と出会った春が来る。
君のいない、春が来る。

ちびかをりと、ちび公生が写っている宝物の写真で、fin.

最高の作品に出会えた喜び。感動をありがとう!最終回を観てからだと、これまでの話の見え方がまた変わってくる。

公生の視点じゃなくて、かをりがあのときどうしてその行動を取ったのかということが、わかるようになる。また観返したくなっちゃうなあ。

4月5日のフィナーレイベントも楽しみ!生で声優さんに会えて、主題歌も聞けるなんて嬉しすぎる!5月には、原作の最終巻も発売されるので、アニメとの違いを確かめるのも楽しみ。

もっともっと多くの人に、この作品の魅力を伝えたい。ぜひ原作を読み、アニメも観てほしいな。四月は君の嘘は、一生忘れられない作品になりました。

四月は君の嘘 感想記事まとめ!

DVD付き 四月は君の嘘(11)限定版<完> (講談社キャラクターズA)

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