冴えない彼女の育てかた 感想 0話〜3話まで。
『冴えない彼女の育てかた』感想。ギャルゲー制作を目指すオタクの男子高校生と、彼に協力する女の子たちのお話!女の子の可愛さを素直に楽しめる。良い。
ただ、どうして安芸くんのような冴えないメガネ男子にハーレム状態がやってくるのか。ラノベだからね、仕方ないね。
制作はA-1Pictures。2015冬のノイタミナは四月は君の嘘と合わせて、両方A-1制作だったことに。制作現場の忙しさ、半端なかっただろうな…。
0話「いきなりサービス回!」
物語は0話からスタート。初っぱなから温泉回で、サービス満点。ありがとうございます!キャラ紹介+半年後にはこのような状態になっていることを示す回か。
幼なじみで18禁同人作家の澤村・スペンサー・英梨々!金髪ツインテールツンデレとか、絵に描いたようなテンプレキャラか!それもまた良し。
先輩で人気ライトノベル作家の霞ヶ丘詩羽。黒髪ロングで巨乳毒舌。彼女のセリフからは、時折作者の本音が見え隠れしている。新作のシチュエーションのためと言って、安芸くんに絡み付く姿、最高かよ…。こんな先輩いないかな。いないよな。
従姉妹でアニソンバンドのボーカルの氷堂美智留。その自由奔放さ、嫌いじゃない。守りたい、この笑顔。
メインヒロインなのに目立たない加藤恵。名前まで地味か!
彼女たちが安芸くんをどうして好きになったのか、どうしてギャルゲーを作ることになったのかが、1話から描かれそう。楽しみだ。
1話「メインヒロインとの運命の出会い!」
ふたりの出会いは、桜が咲く春、とある坂。風に吹かれて舞ったベレー帽を、主人公が拾う。完全に恋始まるよね、この展開は。安芸くんはこの運命の出会いを、ゲームにすることを決める。おいおいまじか、このオタク…。
ゲームについて英梨々と詩羽先輩に相談するも、とことんダメ出しされる安芸くん。前途は多難そう。けれど、彼は諦めない。その情熱は好きだよ。
ふたりとも安芸くんにひどいこと言いながらも、呼び出された部屋にちゃんといるあたり、安芸くんのことほっとけないんだなって。ほんと彼女たちにそこまでさせる魅力が彼にあるとは思えないんだけど…。
運命の彼女が冴えないクラスメイトの加藤恵だったことに気付いたところで1話はFINISH。名前もちゃんと覚えてないし、顔も覚えてないとは、安芸くんしっかりせいよ!
2話「恵ちゃん、女神かよ!」
恵ちゃんと喫茶店で話す安芸くん。時々恵ちゃんが画面から見切れてるんですが、それは…。存在感薄いことを示す表現か。
安芸くんから「キャラが死んでる、立ってない、中途半端だから目立たない」と罵詈雑言を浴びせられても話を聞いてるあたり、彼女は女神かよ…。普通、あきれて帰るぞ…。
窓の外で様子を覗いていた詩羽先輩と英梨々が合流。テーブル下で蹴り合う姿が描かれるヒロインたちは珍しい。約束すっぽかして他の女の子と喫茶店で話すのは、結構ひどい。見放されても仕方ないレベル。
安芸くんの家で、萌えコンテンツのなんたるかを学ぶ恵ちゃん。知り合ったばかりの女の子が家に来るとか何それ、ギャルゲーかよ。あ、ラノベでした。
徹夜でギャルゲーに付き合う恵ちゃん、やっぱり女神かよ…。ドン引きしないでゲームを一緒にしてくれる女の子、いないですかー?
3話「メインヒロインはやっぱり恵ちゃんだああああああああ!」
ゲームの企画書の最終締切がGW最終日に迫る安芸くん。全然進まない企画書。ついついラノベを読んで、寝て…を繰り返し、何日も無駄にしてしまう。あるある、まだ時間はあると油断して、ついついやっちゃうよね。あるある。
そんな安芸くんを心配してか、英梨々、詩羽先輩が続けて安芸くんの家に訪問。なんだかんだで、安芸くんのことを気にかけてる。英梨々は小さい頃に何かフラグが立ったとして、詩羽先輩はどこでフラグ立ったんだろう?彼女のラノベ絡みかな?
安芸くんとの会話のなかで、詩羽先輩の名言が飛び出す。
「別に無理することないじゃない。ここで諦めても、今までと変わらない消費豚としての日常が待っているだけよ」
うっ…頭が痛い…。世の中のオタクのみなさんに突き刺さったセリフではなかろうか。
3話の真骨頂は、最後の坂のシーンですよ!!!
安芸くんとの出会いを、恵ちゃんがやり直すシーン!英梨々や詩羽先輩の協力のもと、完璧なメインヒロインを演じ切る。
「あなたが求めていたわたしは、こんな感じだったかな?」なんて言われたら、惚れるに決まってんだろ!!!しかも、家族旅行を途中で切り上げて、帰ってきてくれたんだぞ!!!そのかいがいしさがたまらんですよ!!!
3話で確信した。メインヒロインは恵ちゃんである、と。
(追記)
- 作者: 丸戸史明,深崎暮人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る