【Charlotte】第13話(最終回) 感想「おかえりなさい、乙坂有宇くん」
Charlotte(シャーロット)最終話「これからの記録」感想。心にぽっかり穴が空いたようだよ!
能力を奪う旅へ
世界中の能力者の能力を奪う旅に出た有宇。その旅の道中で、生徒会の仲間たちの能力を使っていた描写があったのは良かった。フィリピンで車に忍び込んでいたときに奈緒、相手を脅すときには美砂の能力を使う。高城の能力は南アフリカだったかな。
能力の奪いすぎで脳に負荷がかかったのか、キューバで崩壊の能力を発動してしまう有宇。目の下にクマができてるし、明らかに調子悪そう。体を休めようと眠ると、無意識に能力を使って自分が暴れていたことを、ニュースで知る有宇。大変な旅なのに寝ることすらできないなんて…
イタリアで襲撃に遭った際には、奈緒の作ってくれた単語帳がボロボロに。「僕は約束したんだ。あいつの元に戻るって。…あいつって誰だっけ?」約束のことは思い出したものの、奈緒のことを忘れてしまう。
その後に、かいがいしく有宇を待つ奈緒のカットが挿入されるのは、切ない。
隻眼の死神
能力を奪っていくうちに7話のように自暴自棄で、凶暴な性格になってしまう有宇。「隻眼の死神」と呼ばれ、畏怖されるようになる。やけになるあまり、大事な単語帳まで蹴飛ばす始末。最低かよ…。しかしその後、訳も分からず涙を流して、単語帳の上でうずくまる有宇。
記憶はないけど、心ではどこかでちゃんと覚えてる。そんなシーンだったと思う。
最後の能力者がいるのは北京。敵にボウガンで打たれ、倒れ込んでしまう有宇。そんな有宇をかばったのは、ひとりのかよわい女の子。彼女こそが、最後の能力「勇気」を持つ者だった。勇気…勇気か…とぽかーんとしてしまった。
ゆうううううううううううううううううううううと叫びヘリコプターで登場する隼翼!突然の隼翼の登場にはびっくり。どうやって場所を把握したんだ?とか、色々ツッコミたいことはあるけれど、ツッコんでも仕方ないね、うん。
乙坂有宇くん、おかえりなさい
日本に帰り、病室で眠る有宇を見守っていた奈緒。有宇は、奈緒のことや約束まで忘れてしまっている。もうね、有宇が記憶を取り戻す予想が外れちゃったなあとか、伏線放置されてるなとか、旅の尺長くね?とかたくさん言いたいことはあったのに、奈緒の涙と笑顔で全部吹きとばされた。
「乙坂有宇くん、おかえりなさい」
今まで描かれなかった奈緒の涙をここぞというタイミングで使うのは、さすが。しかも、くんづけだよ、くんづけ。
最高にデレる奈緒が見たいという僕の願いは果たされました。ありがとうございます。
これから、楽しい思い出をたくさん記録していくことだろう。まだOVAあるから、そこで記憶を取り戻した有宇と奈緒のイチャイチャ展開見れるー?
奈緒の笑顔とデレはめっちゃ良かったんだけど、12話のずるあざとい奈緒からすると、急にデレたな!?と感じてしまう。8話で有宇が奈緒の兄を救った世界線のままだったら、すっきりするのになあ。
正直なところ、詰め込みすぎで、消化不良ぎみな感じで最終回まで終わってしまった印象。1話ごとに、評価が上がったり、下がったりと忙しい作品だったなと。有宇の成長、奈緒が有宇の支えとなっていた場面が描かれていたのはグッド。誰しもが納得できるENDなんて存在しないし、この結末を受け入れて、OVAを楽しみにしたい。
- 作者: 池澤真,津留崎優,麻枝准(Key/ビジュアルアーツ),Na-Ga(Key/ビジュアルアーツ)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/08/26
- メディア: コミック
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