とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

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【背すじをピン!と】3巻 感想「トラウマを乗り越えたふたりは、美しい」

「背すじをピン!と」はいいぞ。

痴漢男、オナニーマスター黒澤の作者のYOKO先生、もとい横田卓馬先生がジャンプで連載すると聞いて、どれだけ嬉しかったことか!「競技ダンス」とはなんぞやと、まったく分からない僕でも、ダンスの楽しさが誌面いっぱいに伝わってくる!

正直、主人公の土屋くんは、ジャンプ漫画にしては地味なんですよ。これといった特徴もない。だが、それがいい。ダンス初心者ながらも、その楽しさを知り、彼が必死に練習する姿、成長していく姿がアツい。

パートナーの亘理ちゃんも可愛い。一見、クラスにひとりはいるような地味な女の子に見えるかもしれない。けれど、物語の節々で見せる可愛さに、心を撃ち抜かれてしまった。

3巻の見どころは文化祭編!

背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜 3 (ジャンプコミックス)

背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜 3 (ジャンプコミックス)

 

連載を追っかけていくうちに、あれよあれよという間に先日3巻が発売されました。3巻の見どころは、やっぱり文化祭編でしょう!


文化祭でダンスパーティを開催することになり、昼夜練習に励んできた土屋くんたち。ついに文化祭当日を迎える。

小学生のときのトラウマを思い出してしまって、集合時間に現れない亘理ちゃん。そんな彼女をパートナーとして探しにいく土屋くん。不安で押しつぶされそうな亘理ちゃんを土屋くんが見つけ出したときの、セリフが良い。

自分自身も同じようなトラウマがあったこと。でも、それを亘理ちゃんのおかげでいつの間にか忘れられていたことを伝える土屋くん。

「だから今度は…僕の番だ…!」

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土屋くんがめちゃくちゃかっけーんすよ!普段は頼りない土屋くんが、漢気を見せた瞬間。

トラウマをかき消し、上がった舞台で、楽しさが溢れたダンスを見事に披露するふたり。表情に楽しさがめちゃくちゃ溢れてる!

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ダンス終了直後、思わず心の声が漏れちゃう土屋くん。

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「めちゃくちゃっ…かわいいもんね……!」
声に出てた……。土屋くんは無意識なのに、亘理ちゃんがちゃんと聞いてて照れてるのめっちゃ可愛い。

いつの日かまた、過去を思い出して苦しくなるときがあるかもしれない。困難な壁にぶちあたって、立ち止まる日があるかもしれない。でも、このふたりならきっと乗り越えていける。そう確信させてくれたエピソードでした。

競技会で1次予選突破を目指す!

文化祭を終えたダンス部の目標は夏に開催される全国大会!その前哨戦として開催される競技会に向けて、特訓を始める。土屋くんたちの目標は1次予選突破。大会で必要な4種類のダンスをモノにするために、練習あるのみ。

競技会当日の描写で、個人的にツボだったのは、亘理ちゃんが「可愛いから」と衣装を文化祭の時のものにしたところですね!ラブコメの波動を感じる。

競技会では、ライバルたちが登場。ヤンキーっぽい畔田くん、でっぷりした体型の金龍院くんなど、キャラ濃い面々。その中でも、注目したいのは、土屋くんと同年代の宮大工くん。思ったことを素直に口に出してしまうせいか、嫌なキャラに見える。

だけど、4巻に収録されるであろう宮大工くんのエピソードを読めば、彼のことが絶対好きになるはず。待ちきれない人は、ジャンプ本誌7号〜8号を読もう!今まで描かれたエピソードのなかで、一、二を争うくらいお気に入り。

次にくるマンガ大賞で1位に!

「背すじをピン!と」は次にくるマンガ大賞で1位を獲得し、一層注目を集めています。


来年あたりにアニメ化が発表されてもおかしくない勢い。アニメになったら、ダンスの描写がめっちゃ映える作品だと思うし、喋って動く土屋くんたちを見てみたい。ひそかにアニメ化を期待しながら、これからも応援し続けていきたいと思います。

背すじをピン!と 鹿高競技ダンス部へようこそ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

背すじをピン!と?鹿高競技ダンス部へようこそ? 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 
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