【甲鉄城のカバネリ】第4話 感想「信頼できる仲間がひとり、またひとり」
甲鉄城のカバネリ 第4話「流る血潮」感想。生駒がかっけえ!
つのるカバネリへの反感
無名ちゃんが身ごもった母親を殺したこと、生駒が血を求めて菖蒲を押し倒したことが甲鉄城中に知れ渡り、人々のカバネリへの反感がつのる。その結果、ふたりは甲鉄城の最後尾に閉じ込められてしまう。
普通の人からしたら、助けてもらったとはいえふたりは異様な存在だものね。いつ自分が襲われるか分からない。その胸中を察すると、胸が痛くなる。
カバネの襲撃を受け、走り出した城内で起こる不和。どこぞのモブ親父が「菖蒲には甲鉄城を任せておけない」と親鍵を渡すことを要求する。モブのくせに菖蒲さまに楯つくなんて失礼だぞ!
親鍵を手にいれたモブ親父は、進路の変更を指示。金剛郭へは近道だけど、カバネが多くいる地域だそうで。もう完全にフラグじゃないですか〜!
強敵「ワザトリ」の襲来
甲鉄城の最後尾に、逞生たちも無理やり閉じ込められる。カバネリに味方したからなんだって。生駒の眼鏡をかけ直してくれる逞生の優しさよ。彼らの友情は甲鉄城イチだね!
商人集団が最後尾を切り離しにかかった矢先、大量のカバネが降ってくる。
あからさまなフラグ立ててましたしね…。甲鉄城内に侵入するカバネたち。
その中には戦いを重ね、強くなったカバネ「ワザトリ」の存在も。他のカバネより大きく剣術を身につけているの脅威。甲鉄城、大ピンチ!
来栖たちが善戦するも、ワザトリの剣術の前には敵わない。どうすんの!これどうすんの!
頑張れ生駒!
甲鉄城を助けるために立ち上がる生駒と無名ちゃん!ふたりとも血が足りなくて、限界は近いようす。
「無名ちゃん 酷いこと言われたりしたかもしれないけど、でも…みんなをお願い!」
「生駒、がんばれーっ!」
カジカと逞生の応援を背に、ふたりは城外を駆け上り、前へ進んでいく。アクションシーンの迫力は圧巻。BGMと相まって、心が踊る。
城外のカバネを倒したものの、早くも訪れてしまった無名ちゃんの限界。生駒はひとり、ワザトリへ立ち向かうこととなる。頑張れ生駒!頑張れ!
交わされる血の契約
「誰でもいい!俺に血をよこしてくれ!」
「俺がそいつを倒す!」
甲鉄城のピンチに現れた生駒!ヒーロー来たる。
迷わず天井に昇り、自らの手首を切りつける菖蒲。彼女の当主としての覚悟よ。来栖が倒されたいま、頼れるのは生駒だけ。
「私の血と引き換えに戦いなさい」
菖蒲が差し伸べた手から滴る血を吸う生駒の画が美しすぎる。後光が差して、菖蒲は女神さまのようで。
菖蒲の血を得た生駒の心臓に血が巡る。カバネリの本領発揮!ワザトリをものともせず、ツラヌキ筒でぶち倒す生駒がかっけえ!3話で無名ちゃんと特訓していた成果だね!
そして、夜が明ける
無事ワザトリを倒して、夜が明ける。朝日が眩しい。生駒たちに血を与えることをいとわない仲間がひとり、またひとり。多くの犠牲のもと、生駒たちは信頼を得ることができた。
第一部、完といったところでしょうか。仲間の信頼を得た生駒と無名ちゃん。金剛郭まで無事辿りつけるのか。その道のりには、まだ苦難が待ち構えていそうです。
冒頭でカバネリへの反感を膨らませておいて、彼らが信頼を勝ち得ていく過程を描く。王道っちゃあ王道ですよね。
「お饅頭食べたい」と素をちらりと見せた菖蒲の可愛さもツボ。父親が急に死んで、当主になったけれど、まだいたいけな面を持ち合わせている。
その一面を描写したうえで、「私の血と引き換えに戦いなさい」と覚悟を見せる彼女を描く。無能なモブ親父より、当主にふさわしい力量があるに違いない。まだ未熟ながらも、将来性を感じずにはいられません。
放映直後に円盤のAmazonランキングが急上昇もうなずける4話でした。来週は無名ちゃんがピンチに陥ってしまう模様。どうなってしまうのん…。
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