【甲鉄城のカバネリ】第6話 感想「ひとりひとりが自分にできることを」
甲鉄城のカバネリ 第6話「集う光」感想。息つく暇もないくらい、あっという間の30分だった。
「弱くない」
瓦礫の下敷きになり、どこかしおらしくなる無名ちゃん。5話の無茶しているようすと違って、可愛らしい。
「あたしはカバネリに噛まれたことなんてない。あたしは弱くないんだ」
強くなければ、見捨てられる。だからこそ「弱くない」と自分に言い聞かせている。
動揺した無名ちゃんの胸が急に光り出す。カバネになってしまうのでは!?すかさず生駒が持っていた血のストックを分け与えてあげる。用意いいのね。
カバネリは血が少なくなりすぎると、カバネになってしまう。血が人間とカバネのバランスを保つ重要な役割を果たしているようだ。
無名ちゃんを助けようとする生駒のもとに、わらわらと現れるカバネたち。
「やっぱり俺たちは弱いよ無名。でもだからって足搔いちゃ駄目ってことにはならないだろ」
そう呟いてカバネリの集団に立ち向かう生駒のかっこよさよ。主人公してるぜ、まったく。
明かされる無名ちゃんの過去
カバネの襲撃に遭った駅で、恐怖に襲われた武士に母親を殺された無名ちゃん。無名ちゃんも打たれるか…と危ないところで馬に乗った王子様の登場!
無名ちゃんが兄様に忠誠を誓っているのは、命を助けられたからというのもあるのだろう。兄様ってほんと何者なんだ。7話で出てくるっぽいけど、また話が動きそうな予感。
身寄りのない子供を集めてカバネリ化の実験をしているように思えるのだが、何か目的があってのことなのか。気になる。
ひとりひとりが自分にできることを
巨大なカバネ「黒けぶり」を倒すための作戦は、表面のカバネを引き剥がし、心臓となっている個体を破壊すること。
無名ちゃんは心臓を狙う。生駒はツラヌキ筒でカバネを倒す。来栖はカバネリソードを手に、カバネを切り倒す。吉備土は車上に乗ってきたカバネを銃で迎え撃つ。
生駒と来栖が背中合わせでカバネと戦う姿がかっこいい!王道でシビれる!
侑那は甲鉄城の圧力制限を解放し、速度を上げる。巣刈は大砲を見つけ、そのうえ変動軸に挟まったものを取り除く。逞生は初めてにも関わらず照準を合わせ、大砲を発射!
ひとりひとりが自分にできることを積み重ねた結果、黒けぶりを撃破!無名ちゃんを生駒が抱きしめキャッチするのもええよね。
勢い余って、甲鉄城が脱輪しそうになったときに、すかさず放送を入れる菖蒲さまの判断力の早さ。彼女も長として成長してきているのがうかがえる。
戦闘シーンはそれぞれのキャラに見せ場があって、見ていて気持ちが良かったなあ。ほんと劇場版かと思うくらいの作画の迫力よ。
7話では、つかの間の休息…。そして、ついに兄様、若様、美馬様が登場!どんな顔をしているのか。白馬の王子様ちっくに、きっとイケメンなんだろうな。
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