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【甲鉄城のカバネリ】第11話 感想「物語はクライマックス!立ち上がれ、生駒!」

甲鉄城のカバネリ 第11話「燃える命」感想。溢れる鰍の母性。生駒の覚悟がアツい。

臆病者に成り下がる

無名に刺され、崖下に落ちた生駒はなんとか命は助かったようす。けれど、たった一匹のカバネにさえ怯え、逃げ惑う始末。

体は大丈夫でも、心が死んでしまった。それも仕方ないような気がする。一番の友は死に、救おうとしていた無名に刺されたのだから。本当は無名は生駒や甲鉄城のみんなと一緒に暮らす未来を選ぼうとしていたのにね。

どうしてこうなった。美馬ァ…。

カバネに怯える生駒のもとに、来栖登場!お久しぶり!敵の科学者もセットで。このジジイ、いいキャラしとるわ。

伝染する恐怖

一方、金剛郭は。美馬の策略により、カバネにされてしまった将軍は、哀れにも臣下に打たれ続け、命を落とす。ずいぶんあっさりと…。将軍がカバネだったことで、金剛郭中に恐怖が伝染する。誰がカバネなのか分からない。その恐怖に怯え、人は人を殺す。

さらに、克城から大量のカバネが放出される。もうこれ、どうしようもないでしょ…。美馬の描いた復讐劇の酷さに辟易する。

当の美馬は、復習を果たしたものの、浮かばれない表情。幼い頃の父との記憶を思い出し、目に涙を溜める。ずいぶんこじれてるな…。

悲惨な状況となってしまった金剛郭をひとり歩く無名。人が死ぬと現れる蝶を想う。自らも蝶となる。死体を絡め取り、黒けぶりへと変化する無名。誰か彼女を助けてあげて!

俺の誇れる俺になる!

来栖から無名の現状を知って、立ち上がる覚悟を決めた生駒。髪を切り、右手にはツラヌキ筒。戦う準備は万全だ。

「美馬を殺し無名を救う。もうそのためだけの命だ」

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そう言って、黒血漿を打つ生駒。カッコよすぎでしょ。臆病者に成り下がっていたAパートが嘘のよう。どんどん体は黒ずみ、カバネに近づいていく。火事場のクソ力を意図的に引き出したってところか。生駒の命の灯火が、燃え盛る。

「今こそ俺は…俺の誇れる俺になるんだああああ!」

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自らを犠牲にしてまで美馬を討ち、無名を助けるという彼の覚悟よ。「俺の誇れる俺になる」は名言。アツい。アツすぎる。物語は最終話に向けてクライマックス!生駒は、黒けぶりの心臓となった無名を救えるのか。

願わくば、生駒と無名が寄り添う未来を…。

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