【甲鉄城のカバネリ】第12話(最終回)感想「お米をたらふく食べる明日を目指して!」
甲鉄城のカバネリ 第12話(最終回)「甲鉄城」感想。生駒の勇姿を見届けよ。
両雄の共演、ふたたび。
無名を助けるため、金剛郭へ乗り込む生駒と来栖。大量のカバネをなぎ倒していく。ふたりが背中合わせで戦うシーンがまた見られたのはアツい!黒血漿で強化された生駒と肩を並べるって、来栖さん相当強くなってるよね。
黒血漿の副作用か、戦っているうちに視界がぼやける生駒。「生駒 お前は何だ?」「俺はカバネリだ」そう答えられるのは、いつまでだろう。
ずんずんと進むふたりを待ち受けるは、美馬の配下たち。生駒を轢き殺そうとするも、彼の黒血漿パワーであっけなく跳ね返される。生駒、強くなりすぎでしょ…。激昂して襲いかかるサハリをツラヌキ筒で撃破!ざまあみやがれ!
カバネじゃなくて、人を貫いたのは初じゃない?まあ、サハリは殺されても文句は言えないくらいあくどいことしてきたから仕方ないですよね。
来栖と別れ、無名のもとに駆け寄る生駒の前に立ちはだかった美馬。最終決戦の幕が上がる!
奇跡の石
ついに激突した生駒と美馬。美馬のほうがやや優勢か。美馬への〜〜心を燃やす生駒がふっと視界が闇に包まれる。ああ…限界を迎えてしまったか…。そんな生駒に抜き足差し足でそーっと近く美馬に笑った。ほんと臆病者だな。
生駒のピンチを救ったのは、彼が大事にしていた石。ポチャンという音で振り向き、美馬の腕を吹き飛ばす!倒れた美馬の心臓は、皮膜に包まれている。彼の圧倒的強さの秘密がやっと分かった。彼もカバネリだったんだ。
無名のもとに白血漿を打ち込む生駒。精神世界で無名を覆っていた赤い蝶は、青く。無名が救われた瞬間。ほんとに良かった。
お米を食べる明日を目指して
生駒に銃を打ち込み、「戦ってみせろ!」と襲いかかる美馬。彼にとどめを刺したのは、無名。いや、穂積というべきか。
「私たちは弱くても生きるよ。みんなで田んぼを作ってお米を食べる明日を目指すよ」
弱くたっていい。みんなで力を合わせれば、きっと生きていける。どんな困難があっても、乗り越えられるはず。
あとは傷ついた生駒が立ち上がるだけ。綺麗な顔してるけど、死んでないよね!?
そこへ、鰍からの「13番線で合流しましょう」のメッセージ。鰍にも、鈴木さんにも、巣刈にも見せ場あって良かった。
生駒のマントを羽織り、甲鉄城との合流地点を目指す無名と来栖。甲鉄城に戻ってきたふたりへの温かな「おかえり」の言葉。来栖が頬を赤らめていたのはほんと可愛いな!
生駒も無事生きていたようで何より。最後に美馬が打ち込んでたのは白血漿だったというね。彼も最後はいい仕事をしたようで。生駒を助けるためというよりは、自分の死に場所を探していた風に思える。
「生駒 忘れ物だよ」
守りたい、この笑顔。
無名が生駒に石を返して、進む甲鉄城を写してEND。俺たちの戦いはこれからだ!お米をたらふく食べられる未来を目指して!
謎は残るものの…
駆け足だった印象はぬぐえないけど、無名ちゃんの笑顔に救われたよね。カバネとは何なのか?など謎が明かされなかったのは少し残念かな。血みどろな戦闘シーンじゃなくて、ほんわかした日常回をまた見てみたいな。
2クール目といわず、スペシャルエピソード的なものを、どうかひとつ。
7月15日までの期間限定で、スペシャルエンディングムービーが見られるので、ぜひご覧あれ。これが本当のエンディングだ!生駒と無名のやりとりが泣ける。
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