とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

とあるカワウソのつぶやき。

【3月のライオン】月物語 第交話 つばさライオン 感想「夢のクロスオーバーに高まる!」

f:id:kwusbb:20161008173306j:plain


3月のライオン×物語シリーズのコラボ小説『つばさライオン』感想。発表されたときには、まさかのコラボにびっくり。両方のファンとしては、「俺得!」なコラボでめちゃくちゃ嬉しかったですね。


好きな作品のコラボってだけで嬉しいのに、物語シリーズから登場するのが羽川翼ちゃんなのもさらに嬉しくて。物語シリーズでいちばん好きなキャラなのです。「何でもは知らないわよ、知ってることだけ」は名言。

本の装丁は、まんま物語シリーズと一緒。表紙は羽海野チカさんが描いた羽川さんと、足だけちょろっと見える桐山くん。短い三つ編みの羽川さん、かわええなあ…。

天才と、元・天才の邂逅

月物語は、将棋会館の前で新聞紙にくるまりながら眠る羽川さんを、零くんが見つけるところから始まる。

羽川さん、もっと危機意識を持ったほうがいいのでは…。現代日本でどんな輩が襲ってくるかわからないのに。この状態だと、むしろ不審なのは羽川さんのほうなのだけれど。

あからさまに不審な羽川さんに気付かないふりをして、通り過ぎるのが、トラブルを避ける定跡。

しかし、同じように通りすがりのあかりさんに救ってもらった経験がある零くん。ちゃんと羽川さんに声をかけるんですよね。きっと川本家に出会う前の零くんなら、無視して将棋会館に向かったんだろうなあ。

くぅ〜!優しさの連鎖が、胸にぐっとくる。

「将棋」×「数学」の謎解き!

「天才って、どういう将棋を指すんだと思う?」

そう言って、羽川さんが書き出したのは、ありえない、滅茶苦茶な将棋の局面。それは、物語シリーズのキャラ「老倉育」に関するものらしい。老倉さんキター!

「将棋」×「数学」の謎解きに、ふたりで取り組んでいく。あーでもない、こーでもないと頭を悩ますうちに、徐々に解けていく謎。棋士の零くんだからこそ、気付けたポイントが、謎を解く最後の鍵に。

ふたりがたどり着いたのは、奇怪な局面にこめられたメッセージ。すれ違ってしまった想いが、悲しい。伝えたいことは、ちゃんと喋って伝えないとダメだ。

どちらのファンも楽しめるコラボ

3月のライオンは好きだけど、物語シリーズを知らない人。逆に、物語シリーズは好きだけど、3月のライオンを読んだことがない人。どちらでも楽しめるコラボだったんじゃないでしょうか。

これを機に、物語シリーズ、3月のライオンに触れる人が増えれば嬉しいな!

でも、初めて物語シリーズに触れる人は、巻数の多さにびっくりするんじゃなかろうか。かつ、まだまだ続編が増えるっていうね…。西尾維新先生の早筆っぷりには驚かされるばかり。

3月のライオンはアニメが始まるし、その円盤特典で月物語が映像化されないかなーとちょっと期待してみる。制作会社がシャフトだし、ありえないことはなかろう!羽川さんと零くんが話している姿を、映像でぜひ見たい。

夢のクロスオーバー小説『月物語』は、3月のライオン 12巻特装版に付属!ファンなら買いの一冊。完全保存版です!

関連記事

【3月のライオン】12巻の感想!「聖母あかりさんに、恋の予感!?」

物語シリーズが電子書籍化!7月1日から刊行スタート!配信スケジュールをまとめてみた。

スポンサーリンク