とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

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『背すじをピン!と』が最終回!ありがとうの気持ちがとまらない。

『背すじをピン!と』が最終回を迎えました。突然の2年後から、予感はしていたものの。いざ目の当たりすると、寂しさよりも、ありがとうの気持ちでいっぱい。ダンスなんて全然知らなかった僕に、その楽しさを教えてくれたのはせすピンで。


主人公のつっちー・わたりちゃんをはじめ、どのキャラクターにもドラマがあり、どんどん物語にのめり込んでいきました。

いろいろ語りたいことはありますが、まずは良い意味で裏切られた最終回の感想をば。正直、めっちゃ泣いた。

背すじをピンと! side わたりちゃん

わたりちゃんの視点から紡がれる、もうひとつの物語。先週の横田先生の巻末コメントで、奥さんが1ページ目のネームで泣き出したとおっしゃっていたのもわかる。だって、1話の彼女の葛藤や、つっちーのことを一応覚えてたこととかが分かるんだもの。

真澄くんとリオちゃんが歴史を塗り替えた日から2年。ついに、つっちーとわたりちゃんたちの最後の大会がやってきた。一年生の頃を思い出すわたりちゃんと一緒に、読者である僕らまで物語を振り返れる。

ところでこのつっちーのTシャツ、2話で初めてダンスしたときのやつですよね。懐かし〜〜〜!細かいところへのこだわりが見えて、ほんと好き。

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成長したライバルたちが登場!

2年経ったということは、同じく1年生だったライバルたちも3年生になっているわけで。満を持して、彼らの登場です。

まずは、御木くん・ターニャペア!ロシア留学から帰ってきた彼らの実力は、計り知れない。2年前の悔しさから、ロシア行きを決めたんだろうな。

御木くんの強キャラ感が半端ない。自信に満ち溢れているといった表情で、別人みたいだ。

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ターニャは、可愛らしいといった印象から、綺麗なお姉さんになっちゃって。あらあらまぁまぁ。ロシア留学を終えた今、より意思疎通が図れるようになった彼らの活躍に注目したい。

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さて、待望のあのカップルが登場です。宮大工くん・柏小春ちゃんペア!まーた歳を重ねて綺麗になったなあ。宮大工くんは相変わらずだけれど、王者としての風格が垣間見える。

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宮大工組、完全に夫婦…夫婦ですよ…。ストレートな物言いの宮大工くんを、柏小春ちゃんがフォローする。理想的な関係ですね。

柏小春ちゃん、めがっさ可愛いんですが…。びっくりした表情がたまらんですよ。悶絶するわ!最終回で、成長した彼女の姿が見られて本望です。

"楽しい"ダンス

鹿高のようすを見るに、部員がたくさん増えてるのは、つっちーたちが楽しいダンスを体現してきたからこそなんだろうなと。「できそう」と初心者にも寄り添ってくれるダンスは、真澄くん・八巻世代にはなかったもの。


楽しいダンスを追求してきたつっちーたちだからこそ、今の鹿高ダンス部がある。部員からいじられるって、愛されてる証拠よ。

もちろん先輩たちの良いところは引き継いでいると思います。御門くんが、1年生の朝木ちゃんとペア組むのは、2年前のひらりんを思い出す。八巻イズム、ここにあり。

朝木ちゃんに、過去の失敗談を語るわたりちゃんの優しさにもグッとくる。失敗してしまったからこそ、アドバイスできるんですよね。

たくさんの"ありがとう"

つっちー・わたりちゃんの番号"86"は奇しくも最終回の話数と同じ。1ページ1ページ嚙みしめるようにめくってきたけれど、もうすぐ、本当に物語が終わってしまう。

読み進めていくうちに、胸にこみ上げてくるものがある。わたりちゃんが、つっちーと積み上げてきた物語。

玄人おじさんだって、葉澄コーチだって、みちるちゃん先生だって、彼らのラストダンスを見守っている。

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たくさんの人に支えられてきたなかで、やっぱり一番はパートナーであるつっちーなんですよね。優しくて、誠実で、困った人を見るとほっとけないひと。頼りないところもあるけれど、そこがまたチャーミング。

つっちーは、わたりちゃんにとって、僕らにとって、間違いなくヒーローだよ!

わたりちゃんからの"ありがとう"で涙腺崩壊。このふたりだったから、ここまで来られた。背すじをピン!と、感動のフィナーレです!

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せすピンに、ありがとうの気持ちがとまらない。横田先生、素晴らしい物語をありがとう。いつもブログの感想をシェアしてくれたスタッフの方に、ありがとう。せすピンの連載を決めた編集部のみなさんにも、ありがとう。

大好きなせすピンが終わって、寂しくないと言ったら嘘になる。だけど、終わりがあるからこそ、物語は魅力的だと思うのです。

最終10巻は、4月4日に発売。収録話数的に、2〜3話の余裕がありそうで、『こがねいろ』の収録や、描き下ろしもあるやも?

ラストステップ、sideつっちーが読みたいなぁなんて。他にも、御木くんとターニャのロシアでの修行中の話とか、宮大工くんと柏小春ちゃんのほのぼのエピソードとか、ひらりんと御門くんの出会いとか。とかとか。

綺麗に締めてくださった最終10巻、今から発売を心待ちにしております!

最終回を読んで、1話から読み直すと、また違った風に見えますね。このとき、わたりちゃんは、こういう気持ちだったのかと。より今までのエピソードの深みが増す。本当に本当に素敵な最終回でした!

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