【冴えカノ♭】第7話 感想「変わりゆくヒロインたちとの関係性」
『冴えない彼女の育てかた♭』第7話の感想。嵐の前の、溜めの回。季節は移ろい、ヒロインたちとの関係性も変わっていく。
竜vs虎、再び
通学中、安芸くんを巡って口論を繰り広げる英梨々と詩羽先輩。なんだか懐かしいな、この感じ。心の底では認め合ってるのに、男のこととなるとバチバチ火花が散る。
ハーレム系主人公は大変だなあ(棒読み)
竜と虎は置いといて、正妻の恵ちゃんの塩対応が辛いんですが…。挨拶してくれるだけ、まだマシか。普段フラットな彼女が見せた反逆。仲直りはいつになることやら。
伊織が良いライバルにしか見えません
カフェで語らう伊織と安芸くん。思わせぶりな伊織の発言にあたふたする店員さんが可愛かったですね。メガネ男子×イケメンのイケナイ関係…?
冷静に自分の作品と、blessing softwareの作品について語る伊織が、良いライバルにしか見えない件について。柏木エリ・霞詩子の成長すらも見抜いている。ただの同人ゴロじゃねーぞ、こいつ。
…黒歴史の同人誌を持ってくるあたり、やっぱりこいつ性格悪いな。
「あの二人を、柏木エリと霞詩子を離すなよ」
帰り際、不穏な伊織のセリフ。その真意は、次回明らかになることだろう。
英梨々は可愛いが、しかし…
素直にチョコを渡す英梨々は可愛い。チョコを渡すのが9年ぶりなのを指摘されて、照れるのも可愛い。しれっと、腕を組む英梨々も可愛い。
まるで、英梨々が正ヒロインになったかのよう。ただ、その可愛さと引き換えに、クリエイターとしての柏木エリは死につつあるのではないか。
ずるずる納期を伸ばしたとして、描けるようになるとは限らない。安芸くんの優しさに甘えて、英梨々は描けないことを肯定しているようにみえる。
その英梨々の状況を、いちばん分かっているのは同じクリエイターである詩羽先輩。ともに切磋琢磨してきた同士だからこそ、柏木エリのファンだからこそ、並々ならぬ想いを抱えている。
「私は、できればまた彼女と組みたい。もう一度、柏木エリの絵でcherry blessingを超える作品を作ってみたい」
詩羽先輩の素直な言葉が、胸に突き刺さる。
プロジェクト再始動!
『cherry blessing』をプレイしているうちに、恵ちゃんと頑張ってきた、これまでのシーンが走馬灯のように浮かんでいく。ゲームの細かな部分に、彼女が息づいている。
最初は、突然同じクラスのオタクに巻き込まれただけかもしれない。でも、サークルの仲間たちと作業を進めていくうちに、本当にゲーム作りを好きになってくれた。改めて、安芸くんの不義理が許せないなぁ。
勢いのまま、次回作の構想を書き上げる安芸くん。タイトルは「冴えない彼女の育てかた」。タイトル回収!この文字を表示させて、 EDにつなげる演出に痺れた。
耐えきれず、原作7巻で今回の続きを読み返しているところ。
来週が楽しみで仕方ない。正妻・加藤恵とのやりとりといい、詩羽先輩、英梨々との出来事といい。きっと泣いちゃうと思うんだ。
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