服に悩むオタク必見!"たったひとつの一番大事な服を選ぶ基準"って?『服を着るならこんなふうに』
「なんか服、学生みたーい」
とある飲み会で友人がつぶやいたひとことが、心に刺さった。確かに、シャツにチノパンと、学生の頃となんら変わらないシンプルなもの。だって楽なんだもの!
別にそこまで気にした訳でもないけれど、年齢相応な"大人っぽい"服装をしてみるべきだろうか。
そんな風に思っていた矢先に出会ったのが『服を着るならこんなふうに』でした。
冴えないリーマンの育てかた
兄の祐介は、会社ではそれなりに仕事のできる営業マン。しかし、家では靴下を脱いでも洗濯カゴに入れることすらしないぐーたらっぷり。
私服はもっぱらパーカーとジーンズ。ほぼ部屋着と変わらない服装。その服装のまま、小学校の同窓会の打ち合わせへ。おいおい、まじかよ…。
彼を待っていたのは、おしゃれな格好をしたかつての同級生たち。
いたたまれなさを感じる祐介にめっちゃ共感する。周りと浮いてるのはほんとツラいんですよね。
"ファッションセンスがない"、"何を買っていいのか分からない"と落ち込む祐介。彼に救いの手を差し伸べたのは、妹の環ちゃん!
冴えないぐーたらリーマンが変わるためのコーディネイト講座のはじまり、はじまり〜!
シンプル イズ ベスト
環ちゃんのアドバイスで、じょじょにオシャレに近づいていく祐介。年齢が近いのもあって、たいへん共感しながら読んでおりました。
大事なのは基本を押さえること。決して、値段じゃあない。ユニクロやコンバース、Hanesといったお手頃価格のものでトップスから、ボトムスまで揃えていく。
・ファッションはシンプルな方が大人っぽい
・白と黒のモノトーンが一番大人っぽい色
・同系色でまとめて、少しでも足を長く見せる
などなど、ためになるアドバイスがたくさん。そして、環ちゃんが語る"たったひとつの一番大事な服を選ぶ基準"。
それは、ドレスとカジュアルのバランス。フォーマルな場なら、ドレスに寄せたり。友人との気楽な飲みなら、カジュアルに寄せたり。
バランスを取るひと工夫がオシャレに繋がる、と。自分の服装を見直す参考になりました。
妹の環ちゃんがとかく可愛い
『服を着るならこんな風に』にハマった大きな要因は、妹の環ちゃんでしょうか。冴えない祐介にアドバイスしてくれる彼女が可愛くて可愛くて。
したり顔である。たまらん。
少し照れながら趣味を答える環ちゃん。ちらりと目線を逸らしてるのがポイント高いっ!
祐介がスキニージーンズを持ってきたとき。パーっと表情が明るくなるのがグッド。
守りたい、この笑顔。
時には涙を流したり。理由はなんともお茶目なもので。
こんなに可愛いのに彼氏いないって、おかしくない!?周りの男子は何してるんだっ!
1巻では、無事に祐介が"一人前の大人"ぽい服装をし、同窓会を迎えられたところまでで終了。これから、どんなアドバイスが待っているのか楽しみですね。
僕も今作のアドバイスを実践していこうと思います。次回、ユニクロ編!
『服を着るならこんなふうに』のアドバイスを実践してみた。〜ユニクロ編〜