横田卓馬先生の新連載『シューダン!』に期待大!ジャンプのサッカー漫画のジンクスを破れるか?
ジャンプ2017年28号から、横田卓馬先生の新連載『シューダン!』がスタート。
前作『背すじをピン!と』の終了から4ヶ月、最終巻の発売から2ヶ月でのスピード連載!ジャンプ最速レベルじゃない?
これでせすピン終了時には、題材決まってなかったってマジ!?横田先生の頭の中を1回覗いてみたいです。すごい。
ところで、"ジャンプ"で"サッカー漫画"は続かないというジンクスがあるそうで。確かに、普及の名作『キャプテン翼』、『ホイッスル』以降、長期連載の作品を見た覚えがない。
最近だと『オレゴラッソ』が3月に終了したのが記憶に新しいのでは。あとは、ある意味伝説になった『LIGHT WING』とか。
横田先生の新連載の題材がサッカーだと分かったとき、脳裏にちらりと不安がよぎったのです。でも、1話を読み終えたいま、その不安は杞憂だったと確信できる。
1話にキャラの魅力、ワクワク感、アツさ、ファンサービス、すべてが詰まってる。こんな完成度の高い1話があっていいのだろうか。
各界絶賛も納得。シューダン!の1話を振り返っていきましょう。
舞台はサッカー王国 静岡
舞台はサッカー王国 静岡。小学生40人程度のチーム"浜西FC"のメンバーたちの物語が描かれる。
コーチ、どこかで見覚えあると思いません?それもそのはず、前作『背すじをピン!と』や読切『こがねいろ』で登場した巨勢達也です!
横田先生ファンとしては、さっそくテンション上がる!
個性あふれるメンバーたち
浜西FCは天才が集まる強豪でも、有名なチームでもない。どこでありそうな、"ふつうの"チーム。ただし、各小学校から集まったメンバーは個性派揃い。
塾かサッカーの2択で、サッカーを選んだノンガチ勢のソウシ。やってるうちに愛着が湧く気持ち、わかるなあ。
今回の晶ちゃんとの出会いで、ソウシのハートに火がつくんじゃなかろうか。ガチ勢に目覚める覚醒回がありそうな予感。
どことなく天才肌っぽい雰囲気のロク。女の子の扱いにも慣れてそう。今のところ、チームのエースはロクなんじゃないだろうか。
パワープレイヤーのヤマト。"波動砲"の勢いがやべえ。コントロールの精度が上がれば、浜西FC最大の武器になるかも!?
自爆したヤマトに代わって試合に参加する晶ちゃん。めがっさ可愛くないですか?柏小春ちゃん以来のスマッシュヒット!
アツい展開が続くミニゲーム
1話では、5人vs5人のミニゲームが描かれる。これがまたアツいんですよ。
ヤマトの無鉄砲さ。ロクの冷静さと才能を感じさせるプレイ。ソウシの負けず嫌いさと意地。晶ちゃんが初参戦ながらメンバーの特性を把握、信頼し、されるまでの過程。
パズルを埋めるように、ひとつひとつのピースが噛み合っていく。ビブスなしチームが1点入れるまでの流れは、テンポ良くって、読んでて気持ちいい。
試合後のソウシと晶ちゃんの表情を見てくださいよ。すごくいい、すごくいい表情してる!満足感が溢れてる。
青春の匂いがプンプンするぜ!チームの成長や、ライバルとのアツいバトルが待っている気しかしない。
いまいちばん気になってるのは、晶ちゃんは本当に女の子なのかどうか、です。メンバーみんなが勝手に勘違いしてる可能性はあるぞい。
守りたい、この笑顔。
まあ男の子だろうが、女の子だろうが、晶ちゃん推しなのは変わりませんけどね!また横田先生が魅力的なキャラを生み出してくれた…ありがとう…ありがとう…
横田先生も今後の展開を分かっていないらしく、来週以降も見逃せない。『シューダン!』は要注目の作品ですよ、みなさん!
前作『背すじをピン!と』もダンスの楽しさやアツさがたっぷり詰まった名作なので、この機会にぜひどうぞ。
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