【俺ガイル】12巻の感想「最終章に突入!八幡の、雪乃の、結衣の関係はどうなっちゃうの?」
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』12巻の感想です。11巻から2年3ヶ月、another完結から1年5ヶ月、待望の発売!
4月に発売予定が延期してから、まだかまだかと首をながーーーくして待っておりました。
やっと読めると思って本屋さんに足を運んでみると、地方は21日入荷とな。つらい。非常につらい。
なんとかネタバレ踏まずに読み終えた次第です。
約2年ぶりの本編は、懐かしさでいっぱいで。八幡が適当な物言いをして、雪乃がそれを諌めて、結衣がフォローを入れる。
いつもの奉仕部のようすが広がっているのが微笑ましい。だけど、いつまでも心地よい関係は続かない。
物語は、終わりに向かって近づいていく。今までの思い出を語るシーンは、完結に向けてのプロローグのよう。"最終章"と謳われているだけあって、あと1、2巻で終わっちゃうんだろうな。
終盤、比企谷八幡が下した選択がまちがってなかったと証明してほしい。たとえ誰かが悲しむことになったとしても。最高に主人公してた彼を、僕は応援したい。
雪ノ下雪乃の依頼は
雪乃の依頼は、八幡と結衣が彼女の心を溶かしたからこそ明かされたものなのかもしれない。
見ないふりをして、心の奥底にしまいこんで、それでも忘れられない願い。これを本物と呼ばずしてどうする。
答えを出した雪乃が向き合うは、つかめない姉・陽乃さん。無防備な姿に、八幡と同じくドキドキしちゃうよね。
妹だけでなく、読者まで手のひらの上で転がしてしまうとは…末恐ろしい人である。
あっさり雪乃のお願いを聞いてあげるあたり、なんだかんだ優しいお姉ちゃんの面もあるんじゃんと、陽乃さんの認識を改めたのでした。
最強後輩系ヒロイン・一色いろは
目次を見た瞬間、ガッツポーズをしたのは僕だけではないはず。あざとさにかけては右に出る者はいない、最強後輩系ヒロイン・一色いろはの出番が確約されたのだから!
2年ぶりに会っても、あざといろはすが健在で安心しました。早くcv佐倉綾音であのセリフを囁いてほしい。アニメ3期、もしくは劇場版待ってます!
さて、彼女が持ち込んだ卒業式での"プロム"を巡って物語は大きく動き出す訳です。なんつう洒落た行事を高校でやるもんだと感心する。
どっちかっつうと光り輝くリア充側のイベントじゃないですか、プロム。実際に自分が参加したら隅っこで縮まって終わりを待っていそう。むしろボイコットするまである。
ただし、百聞は一見にしかず、体験してみたら八幡みたいに悪くないなと思えるのかもしれない。魅力的な同級生と踊れるのならなおさら。
イメージ撮影での八幡と結衣のやりとりが微笑ましくてたまりませんでした。それだけに、ラストがね…
心が締め付けられるinterlude
「いつか、私を助けてね」と言った彼女の"いつか"がついにやってきた。彼は、約束を果たすために全力で走り出す。
ヒーローが、ヒロインのもとへ駆けていく。ああ、最高にかっこいいシチュエーションじゃないか。
2人だけを見るなら美しい流れでしょうよ。
ただ、俺ガイルにはもう1人、ずっとそばで一緒にいたヒロインがいる。目の前でヒーローを見送ったの彼女の心中たるや。切なさで胸が張り裂けそうだよ!
心が苦しすぎて、幸せな展開を求めている自分がいる。
俺ガイルanother読み返すまであるな。最高にニヤけるどストレートなラブコメが読みたい人にはおすすめですよ。読んだこっちまでハッピーな気持ちになれるもの。
あとがきなしで、めいっぱい内容が詰まった12巻。読み終えたばかりなのに、次の展開が気になって仕方ない。
八幡の、雪乃の、結衣の迎える結末はどうなるんだ…頼むからハッピーエンドであってくれ…
来年には13巻が出るのを祈って。渡航先生、よろしくお願いします。
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