【エウレカセブン】「バレエ・メカニック」はめっちゃ心の琴線に触れてくる神回だ!
『交響詩篇エウレカセブン』48話「バレエ・メカニック」が神回な件について。
敵キャラが主人公と分かり合うのって死亡フラグじゃないですか?ドミニクの場合もそうだと思ってたんですよね。
ドミニクとアネモネの関係は、レントンとエウレカの対になっている。片や分かり合えず、片や心を通わせて未来へ進んでいく。
レントンたちが迎える結末がハッピーエンドだとしたら、ドミニクたちはバッドエンドなんじゃないかって思い込んでしまっていた。あまりにも死亡フラグが積み上げられていたから。
冒頭のアネモネの独白なんて、明らかに遺言じゃないですか。自分の最期を悟り、胸の内を明かす。彼女だって、普通の女の子なんだよ。一方通行のように見えた想いは、ちゃんと届いてたんだよ。
やっと気づいたとしても、もう遅いのか。ドミニクは間に合わず、アネモネが死んじゃうんじゃないかってハラハラ。でも、そんな不安を吹っ飛ばしてくれた。ありがとおおおおお!
恋する女の子のもとに、男の子が戻ってくる。「モーニング・グローリー」のリバイバル。神回のうえに、さらなる神回が生まれてしまったか。すげえよエウレカセブン。
アネモネの想いに呼応するように、ジ・エンドが姿を変える。ドミニクのもとに彼女を送り出すさまは、まるでお父さん。
ドミニクとアネモネの気持ちが通じ合ったのと同様に、アネモネとジ・エンドもやっと分かり合えたのではないでしょうか。
ただ、ジ・エンドはふたりを守るために犠牲に…主人を守れて本望だったのだろうか。その気持ちを推し量る術はもうないけれど、そうだったらいいな。
アネモネの花言葉は「消える希望」と語っていたが、赤色の花には「君を愛す」という意味もあるらしく、ドミニクの想いにピッタリ。
主人公組よりも感情移入してたまであるので、本当に美しいものを見たという気持ち。感無量です。ドミニクとアネモネには素敵な恋をして、何気ない幸せな日常を送ってほしい。
「バレエ・メカニック」は「モーニング・グローリー」「スタート・イット・アップ」に続いて、心に残る回になりました。
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