アホの子よ永遠なれ…最後はやっぱりバナナで!『アホガール』12巻(最終巻)感想
アホの子・よしこが繰り広げるドタバタコメディ『アホガール』が12巻で完結。
最終回だからとしんみりする訳でもなく、アホガールらしい笑って明るい終わり方でした。
ヒロユキ先生自身「また描きたくなるんじゃないかな」とおっしゃっているので、また短編でアホガールが読める日はきっとあるはず。
アニメで描かれなかったエピソードが気になって、一気に原作揃えたのが懐かしい。頭からっぽにしてひたすら笑えるのが好きだったんですよね。
悠木碧さんの全力アホ加減な演技と、杉田智和さんの勢いに乗ったツッコミがツボすぎて、終始大笑い。
2期全力待機中。徒然チルドレンとセットでなにとぞ。
委員長、決死の告白!
ついに変態委員長とあっくんのデートが実現!委員長は方向性間違えなければ、普通に優等生で良い子な気がするのに、どうしてこうなったし。あっくんのために解けない問題に必死になってチャレンジする姿がかいがいしい。
勇気を振り絞った告白の結果は残念だったけれども、将来結ばれる可能性はゼロじゃない。10年後、よしこの介抱に疲れたあっくんが委員長になびく展開もある…?
頑張れ委員長。結局結ばれないバッドエンドルートな予感がしないでもないが、諦めない限り夢は叶う!と思います。
さやかちゃんの努力が泣ける…
「どうしたらさやかおねぇちゃんみたいに おっぱいちっちゃくなれるの…?」
純粋な言葉が、さやかちゃんの胸を刺す。あんまりないから刺さりやす…いやなんでもないです。
瑠璃ちゃんの悩みは分かるんだけども、それ以上にさやかちゃんの努力を知ると泣けてきてですね…
あれだけやっても大きくならないものはならない。現実はなんて残酷なんだ。
委員長>よしこ>瑠璃ちゃん>さやかちゃんの序列が確定してしまった悲しい回でした。
龍一くん、ソシャゲにはまる
よしこの舎弟・龍一くんは、最終巻になっても名前覚えられずじまい。ソシャゲで30万以上溶かしたのと合わせて不憫で仕方ない。
どうしても目当てのキャラが欲しくて引くに引けない気持ちは痛いほど分かる。
まったく、天井のないガチャは悪い文明ですよ。中身に上限のあるリアルガチャと違って、ソシャゲのガチャは引いても引いても当たりが出ないのなんてザラだもの。しかも、いつサービスが終了するか分からない。
せっかくあっくん似のキャラ引けたのに、まじで龍一くんが可哀想…
課金は自分の責任の持てる範囲で。龍一くんみたく有り金全部溶かすことのなきよう。
今までお世話になった人たちに感謝のバナナプレゼント!
アホガールといえば、やっぱりバナナ。
アホガールのおかげで高級なバナナにも手を出してみようかと思わされたよね。
よしこが本当に美味しそうにバナナを味わってるのを見たら、そりゃ食べたくなるってもんですよ。
最終回では、バナナ農園の佐藤さんからもらったバナナをよしこがみんなに配りにいくことに。
おすそ分けって大事だよね。同級生から委員長、盆踊りのバックダンサーまで。アホガールで登場したキャラほぼすべて網羅してるんじゃないかって勢い。
特に不良相手にバナナを届けるシーンがお気に入り。見開きシーンで吹き出してしまうほど。よしこ、人類超越してるんじゃないか…?
最後はあっくんとさやかちゃんと一緒にバナナを食べてFin!ありがとうよしこ。ありがとうアホガール。いつかまた会える日まで。