コードギアス 反逆のルルーシュⅢ『皇道』感想。劇場三部作が完結!新作につながる要素もあり!
コードギアス『皇道』鑑賞してきました。
やっぱり素直に面白いよ、コードギアス。TVアニメの放映から10年が経っても色褪せない。
結末までの大まかな流れは覚えてるけど、詳細は忘れてしまってたんですよね。だから新鮮な気持ちと懐かしさが同居した感じで楽しめました。
新作「復活のルルーシュ」の存在は知ってたので、観ている間はどこが変わるのか?とドキドキ。
大きな流れは変わらずでしたが、明らかに違う点がありました。そちらについてはのちほど。
変わらなかったところでいくと、ジェレミアがオレンジ農家やってるのは、知っててもやっぱり笑ってしまう。アーニャと一緒に慎ましく暮らしてそうで良かったね…
蘇る当時の記憶
オープニングの「WORLD END」を聴いた瞬間、懐かしさがこみ上げてくる。一気に物語に引き込まれていく。思い出補正の力がいかんなく発揮されておる。
OPだけじゃなくて「モザイクカケラ」が流れた瞬間、鳥肌が立ちました。ここぞってタイミングで、歌詞も相まって効果的なタイミングすぎる。
Twitterで「モザイクカケラ」で検索してみたら、同じような感想を持った人がたくさん。超分かる!!!
他の挿入曲もEDもめっちゃ良くて、映像やストーリーに加えて、音楽的な面からも堪能できました。効果的なタイミングで、ふさわしい楽曲を流す作品が好きすぎる…
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ
コードギアスの名言「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」を体現したラストのゼロレクイエム。
ルルーシュのこれまでの歩みがどんどん走馬灯のように浮かぶのがグッとくる。
すべての憎しみを集め、魔王となったルルーシュの最期。英雄の象徴である"ゼロ"に殺されることで、世界にギアスをかけた。その願いを知るものはごくわずか。
親友を自らの手で殺さなくてはいけないスザクの心情を慮ると、どうしようもなく切なくなる。
あらためて、めちゃくちゃ綺麗な終わり方してるよなと感じました。
TVアニメ放映当時は気づかなかったこと
アニメ放映時には気付けなかったことがいくつか。
例えば、スザクとカレンがダモクレス上で戦うとき、背後に「11」の数字がありました。
それはエリア11ですれ違った二人が決着をつける意味合いもこめられてたのかな、なんて。偶然の産物かもしれませんが。
リアルタイムで観てた当時は全然気づかず。
他にもフレイヤは原爆モチーフなのではとか、帝都ペンドラゴンってアーサー・ペンドラゴンやんとか、新しく気づいた点がたくさん。
成長すると、見えるものは変わってくるものですね。(当時の自分が無知だったとも言う)
あと、ルルーシュくんはほんと嘘つきで、優しい嘘もつけば、冷酷な嘘もつくんですよ。ロロへの最後の言葉は泣けた…怒鳴ったのが本心だろうに。
復活〜Re;surrection
エンドロールのあと、示唆されたルルーシュの生存。ゼロレクイエムで綺麗に終わっただけに、どうやって新しい物語を紡いでいくのか想像もつかない。
平和になった世界で、新たな敵が現れて…的な?(ベタすぎる)
ルルーシュもスザクも表舞台には立てないだろうし、ほんとどうするんだろう…劇場版の世界線では、シャーリーが生きてることが鍵になるとか。ルルーシュとC.Cの約束がメインになるとか。
TVアニメ版を正史とするなら、新作はIFストーリーの扱いになるのかな。TVアニメ版の続編というよりも、今回の劇場三部作の続編という感じ。
どんな展開が待っているにせよ、またコードギアスの世界が味わえる日を楽しみにしています。
監督も脚本も続投するし、再び魅力的なルルーシュの活躍を見せてくれるはず!期待せずにはいられない!
眠っていたコードギアス熱がふつふつと湧いてきたわ…!