『多田くんは恋をしない』10話の感想。最初で最後のデート…になってしまうのか?
ただこい10話は多田くんとテレサのデート回!
冒頭で出会ったシーンをリフレインさせるのエモすぎでしょ…季節はうつろい、気持ちもうつろっていく。
やっと気持ちを自覚した多田くんを置いていくのは、残酷すぎやしないかい…僕の心にもダメージが…
れいん坊将軍の世界に浸るデート
れいん坊将軍展は、展示に音楽、何から何まで作品の世界に浸れる贅沢な空間!テンション上がるテレサが可愛くて可愛くて。
二人は射的にチャレンジ!きっちりテレサが欲しがったドロップを手に入れる多田くん、さすがです。
その影で、テレサのフォローをする常連さんには笑った。どこのゴルゴ13だよ。今回のデートの隠れたMVP。
そして、劇のシーンでは「女の子に手を引かれて走り出す作品は名作って相場が決まってるんですよ」なんて思ったりして。
「いつも心は虹色に」を照れながらやる多田くん、可愛いところあるよな。二人の思い出の写真になったね。
「可愛い彼女さんですね」と言われて二人とも意識するのが微笑ましすぎた。
完全に付き合う前の微妙な距離感の男女やん…そのまま付き合っちゃえよもう…
レイチェル=麗子
10話でいちばんびっくりしたのは、レイチェルが日本人なことだよ!!!マジかよ…
竜崎麗子って思いっきり日本人じゃないですかー!じっちゃんが大事にしている写真に写っていたのが彼女だったと。
もしレイチェルがラルセンブルクに留学に行かなかったら。テレサの乳母になっていなかったら。
テレサが日本に興味を持つこともなかっただろう。そう考えると、レイチェルはテレサと多田くんの恋のキューピッドなのかもしれない。
じっちゃんがレイチェルに惚れていて、恋をしていたのなら、二世代ごしの恋なんだよなあ。
多田くんの恋はどうにかして叶ってほしい。
物語が動くのはいつも雨
多田くんとテレサが初めて出会った日は雨。なにかと雨の多い二人。テレサ、モノホンの雨女では…
展望台で、過去の後悔をテレサに語る多田くん。
今まで誰にも言えなかった思いが漏れたのは、それだけ心を許しているから。
「一度後悔したことは 二度と繰り返さないようにする」
空が晴れる。テレサの言葉によって、多田くんの心も晴れる。多田くんに救われたテレサが、今度は多田くんを救う。
空に虹がかかって、なんとロマンティックな!
まさに「いつも心は虹色に」じゃん。れいん坊将軍展のあとに虹を見れるってどんな確率よ。すごいな。
そういえば「人は8秒目が合えば、恋に落ちる」の名言通りなら、もう多田くんは恋に落ちていますよね。
テレサの言葉を多田くんが聞き逃したのは、ラブコメ主人公っぽい。せっかく少し距離を詰めて、多田くんに聞こえやすい状況だったのに…
今回ばかりはちゃんと聞いといてほしかったぞ!
言えなかった言葉を
多田くんが別れ際に言いたかったのは「コーヒー飲んでくか?」じゃないよね。
このとき「好きだ」って伝えられていたら…いや、伝えたとしてもテレサが帰国するのには変わりないか。
嗚呼、切ない。最初で最後のデートになってしまうのか。お互いに惹かれっているのに…
多田くんがコンクールに出そうとしたのは、間違いなくテレサの写真ですよね。目が虹色に輝いた彼女の写真。
多田くんは、言えなかった言葉を、伝えに行くしかないでしょうよ。「いま君に恋してるよ」と。同じ後悔を繰り返さないように。
頼む、ハッピーエンドであってくれ…!
ノベライズ情報
ただこいノベライズ『テレサ・ワーグナーの事情」が発売中。
9話までの内容を描きながら、テレサの事情を掘り下げる小説となっています。最終回を前に、物語を振り返るのにぴったり!
結末に関わる重大なネタバレはありませんが、今後の展開を示唆する内容も…!
ただこいファンなら必読の一冊!
(記事中の画像はTVアニメ「多田くんは恋をしない」第10話予告ロング.verから引用しました。)
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