『多田くんは恋をしない』11話の感想。恋を自覚した多田くんは、テレサのもとに走り出す!
ただこい11話、今までの話の積み重ねが活きてきたうえに、BGMが超弩級の破壊力を持った神回では???
ボロボロ泣いてしまったんですが…
てっきり『ラブソング』はテレサ→多田くんへの想いを表すための曲だと思ってたのですが、それだけじゃない。
多田くん→テレサの想いを伝える曲でもあり、両方向に意味のある曲だったのだと気づかされた。
多田くんver.が涙腺を刺激して仕方ない…名曲やでほんま…
突然いなくなったテレサとアレク
1日だけのデートのあと、ラルセンブルクへ帰国してしまったテレサとアレク。帰るにしても、何も言わないのはなんでなのさ…
別れの言葉なしに帰っちゃうなんであんまりだよ…まぁ、会ってしまえば、別れが惜しくなる。未練が残ってしまうもんね。
ふとした瞬間に「かたじけない」と言いそうになったり、テレサを思い出すものを見ないようにしたりする多田くんが切ない…
完全に好きな人がいなくなったことを認められなくて、見ないようにする人間の行動ですよ。
逆に、二人で行った展望台に一人で向かったのは、また会いたいという気持ちの表れか。
見た目そっくりな人を見かけて「もしかして…」と思うのはめっちゃ分かるわ。同じ経験をした人も少なくないのでは。
また、「いままでずっと一緒にいられてよかった」という常連の老夫婦の会話にハッとさせられたのは、自分はちゃんと思いを伝えられなかったからですよね。
頼むから、もう一度だけでいいからチャンスを与えてあげてほしい。
そうじゃなきゃ、多田くんは後悔を胸に抱いたまま、生きていくことになってしまう…!
多田くんは走り出す
部室に残されたSDカードに入っていた動画を見るシーンで涙腺崩壊。2話のゲームで、校舎中を駆け回った思い出が蘇る。
BGMの多田くんverのラブソングが反則すぎてな…楽しげな風景とラブソングの切なげな曲調のギャップがまた良い。
まるで多田くんの心情を表しているようで。この曲を流すにぴったりなタイミング。「会いたくて 会いたくて」のサビで走り出すのやばくないですか?神回だと確信した瞬間。
思い出が頭の中をめぐりめぐり、出会いのシーンも再生される。無理やり忘れようとしても、忘れるなんてできるはずねえよなあ!!!
テレサへの恋心を自覚した多田くんは、想いを抑えきれずに走り出す。僕が1話から見たかった展開が今まさに!
テレサがSDカードを残していったのは、思い出をラルセンブルクに持ち込まないためか。
留学での思い出は胸にしまって、テレサ・ドゥ・ラルセンブルクとして生きていく覚悟を決めたからだろう。
伊集院とじっちゃんの優しさ
多田くんが辛いときにそばにいてくれる伊集院は、親友の鏡だよ。ちゃんと多田くんが伊集院を頼るのも、二人の関係性を考えるとグッとくる。
部室からなくなっていた写真は、コンクールに提出され、見事優秀賞を獲得したと。『いつも心は虹色に』は本当に良い写真だ。
「会って 伝えたい言葉があるんだ」
「会いたいなら会いに行けばいいさ」
思い出の品を捨てないでいてくれたじっちゃんに感謝。「雨が止んだら あとは虹を探しに行くだけだ」は名言ですよ。
じっちゃんは、過去にレイチェルへ想いを伝えられなかったのかもしれない。だからこそ、多田くんを見て思うところがあったのだろう。
同じ思いを孫にしてほしくないと考えているのでは。
じっちゃん、伊集院に加えて、押入れの奥から、何度も思い出の品を取り出したニャンコビッグのファインプレーも見逃してはいけない。
テレサのキスも、多田くんが辛そうにしてるのも、両方見てるのは彼だけだもんね。そりゃ二人をくっつけるために動くのも納得がいく。
いざラルセンブルクへ!
伊集院、じっちゃん、ニャンコビッグに背中を押されて、いざラルセンブルクへ!高所恐怖症なんて、テレサの想いの前ではへっちゃら…という訳ではなさそうです。
お忍びで伊集院がついてくれるから、異国の地でも大丈夫でしょう。まだ伊集院×アレクのカップリングもないとは言い切れないので、そちらにも期待したいところ。
多田くんは言えなかった言葉を、ちゃんと伝えられるのだろうか。もう会わないはずだった多田くんを目にしたとき、テレサは何を想うのか。
身分を越えて、二人は結ばれるのか。あと残り2話、ハッピーエンドまっしぐら!だといいな。
(記事中の画像はTVアニメ「多田くんは恋をしない」第11話予告ロング.verから引用しました。)
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