『ゾンビランドサガ』最終回(12話)を終えての感想。明かされる巽幸太郎の過去!カッコよすぎ…
ゾンビランドサガが最終回を迎えてしまいました。
放送がスタートした当初は、サガでゾンビでアイドルと、コメディよりの作品なのかな?と思っていました。
いやはやしかし、回を重ねるごとに高まる熱。深まるメンバーの関係性。
「エモさたっぷりのアイドルアニメだ…」と、どんどんゾンビランドサガに惹かれていきました。
そして迎えた最終回、僕は素晴らしい光景を目にすることになる。フランシュシュが見せてくれたステージに感無量。
加えてついに明かされた巽幸太郎の過去に衝撃を受ける。さらに彼が好きになりました。かっこよすぎるでしょ…
巽幸太郎の過去
前半の終盤に差し込まれた巽幸太郎の過去に胸が熱くなる。
巽、いや乾くん。彼のバックグラウンドが明かされたシーンはわずか数秒。
しかし、全てを語らずとも、察しの良い視聴者なら、巽がどんな人生を歩んできたのか分かる。
さくらが死んだときの彼の気持ちを想像すると辛さが溢れてくる。どうやって立ち上がれたのか…
フランシュシュは佐賀を救うという目的はあるものの、実際は、夢を叶えられなかった、たった1人の女の子のために生まれたグループだったんだ。
本名の乾を聞いた瞬間、八卦が浮かんだ考察班には脱帽。
乾の真反対に位置するのが巽。巽幸太郎は、乾くんがさくらに気づかれまいと作り上げた偶像だ。
本来の彼は、いつものお調子者の側面が嘘みたいな真面目な性格をしていることでしょう。
また、12話のあとで11話のあらすじを読み返すと、巽はさくらをめちゃくちゃ心配してたのがわかるんですよね。
やりおった。《さくら》が事故りおった。どうやら生前の記憶が戻っているらしい。 あいつ、元の性格がめちゃくちゃだ。(※中略)
他のじっぱかゾンビィ達は《さくら》を元に戻そうとしているようだが…… (※中略) とりあえず、明日が欲しいので今日は寝る。
追記:寝付けない。コーヒーを飲み過ぎたか。
中略2回。どれだけ長いんだ。さくらへの気持ちを目一杯綴っているのかもしれない。極め付けには寝れずにコーヒーを飲む始末。
生前の記憶が戻ったさくらを前にして、伝えたい気持ちが溢れそうになったはず。 でも、それをグッとこらえて「持ってる男」は、さくらをアイドルとして導く。
巽幸太郎かっこよすぎるだろ…
過去を知ってからだと、同じシーンでもまた見え方が変わってくる。実は内心こう思ってたのかと想像するのもまた面白い。1話からまた見返したくなってきました。
おそらく続編はほぼ確定と見ていいだろうが、巽がさくらに真実を打ち明ける日は来るのか。
12話の短いシーンですら、彼が辿ってきた道のりが想像できるのだから、あえて描く必要はないのかもしれません。
さくらへの気遣い
ゾンビ時代の記憶をなくしたさくらに、フランシュシュのメンバーが見せた気遣いにグッとくる。
みんなそれぞれの形でさくらを心配していたが、いちばんインパクトがあったのは山田たえ。
何も分からないたえに根気強く教えてくれたのはさくら。今度はたえがさくらにその恩を返す番。
いつもは何を言ってるか分からないたえが、初めて意思を持って喋っている。たえの胸に芽生えた想いは、さくらへの愛。泣かせるじゃねえか…
ところで、散々ギャグとして使ってきたゆうぎりさんのビンタをシリアスなシーンで使ってくるのずるくない?
愛のセリフが生前とダブるのも熱い…さくらがアイドルになりたいと思ったきっかけですね。
アルピノライブはどうなる!?
迎えたライブ当日。さくらの記憶は戻らないまま。低気圧の影響で交通機関が麻痺するほどの大雪。
にもかかわらず今まで関わったみなさん大集合!リリィのパピーも、サキの相棒も、声をかけてくれたファンの子達も、いつものおじさんたちも。
会場がどんどん崩れて、ステージが壊れたときはどうなるかと思った。でも、一度死んだゾンビたちは、これくらいじゃくじけない!
一度は死んだ「持ってない」7人が集まれば「持ってる」グループになる。フランシュシュは証明してくれました。
ありがとう、本当にありがとう…!
最後に愛、リリィ、純子の正体がバレそうになっていたのは2期フラグ!?続編が期待できるエンドでしたね。
2期か、OVAか、劇場版か。それともここで終わりか…2019年3月17日のライブで情報が解禁されるやもしれません。
1巻にチケットの優先販売申込券がついているとはいえ、円盤の売れっぷりを考えると倍率は高そう。
しかし、フランシュシュの雄姿を目の当たりにできる機会を逃すわけにはいかないっ!生でアニメで流れた曲たちを聞いたら絶対泣いちゃう…
1話からしっかり予習しなきゃだ。巽幸太郎視点で見直すと、新しい発見があるはず!
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