『五等分の花嫁』10巻の感想。京都で繰り広げられるシスターズウォー!
『五等分の花嫁』10巻は、四葉が表紙!
いーっと口を広げるのがまた可愛らしい。何とも言えない表情だが、ラストを考えると四葉が表紙を飾るにふさわしい。
始まりの地・京都で姉妹の思いがバチバチぶつかり合う!どうなることかとヒヤヒヤものだったが、雨降って地固まる。
姉妹の絆がより深まったシリーズだったのではないでしょうか。
五月の思惑
風太郎にまだ惚れてないはずの五月がぐいぐいくる。
ボートに乗ったときは忘れてほしいと言い、今度は思い出してほしいかのような口ぶり。
京都での思い出を風太郎に思い出してほしいと。零奈は本当は誰だったのかと。他ならぬあの子のためなんだろうなあ。
みんなでご飯食べてるときもいち早く食べ終わってるのはさすが五月といったところ。「もう食べ終わってます」のコマが可愛い。
一花の暗躍
一花、一部界隈では鬼滅の刃の半天狗とか言われてたのを見かけて笑ってしまう。何度倒しても蘇る…
83話のニヤケ顏がGW前最後の更新で、2週間待たされた本誌派のもどかしさったらもう。散々三玖に変装して邪魔してきて「運に任せよう」とどの口が言うのかと…
浄化されたのか、それともまだ諦めちゃいないのか、どちらなのかはっきりとせず。
結果として申し訳なさを感じて、三玖に協力した長女さん。
「全部嘘」と風太郎を諦めたようにも、過去の思い出を胸にしまったようにも思える。まだヒロインレースから脱落するにはまだ早い。
まさか本当に風太郎と出会っていたとは。でもそのときも四葉から奪ってるんですよね。泥棒属性持ちヒロイン…
一花の好感度が地の底に落ちて、もうどうしようもないと感じていたのに、たった1話で取り戻すのすごくないですか?春場ねぎ先生の構成力に脱帽…
二乃の支援
京都編でも二乃の株が上がりっぱなし!
風太郎への想いを隠しきれない二乃が可愛いし、三玖に発破をかける二乃が尊いし、一花の気持ちを察する二乃が優しいし、誰よりも姉妹想い。
非難轟々だった一花をたった1話で読者が「仕方ないな…」と思えてしまったのも二乃のおかげかも。
個人的に結ばれてほしいのは三玖で、幸せになってほしいのは四葉で、幸せを掴んでほしいのが二乃。
初期の好感度マイナスからのうなぎのぼり、半端ない。
三玖の告白
ついに三玖が風太郎に想いを告げる!「好き」「好き」「好き」からの風太郎を指差して好き。うおおおおおおおおおお!盛り上がってまいりました!
風太郎もごまかさずに「知ってるぞ」と返す。どちゃくそイケメンでは???真摯に想いに向き合うラブコメ主人公、大好き。
風太郎の答えはどうなることやら…と思っていたら三玖自身がはぐらかしたようで。いやーここで勝負決めるものかと。
姉妹にお膳立てされた舞台じゃなくて、また自分でちゃんとまっすぐに告白する日が来るのでしょう。
三玖に「自意識過剰くん」って言われたくない?言われたいよな???
ところで三玖は結局、五月のセクシー下着を穿いたのか否か。僕は穿いた説を推しておきます。
四葉の真実
「零奈の正体は四葉なのでは?」と多くの人が予想していましたが、ラストで確定。
連載版から最終Pの手前にカットが追加されてますね。
いつから、いつからだ四葉!?もしかして、出会ったときから風太郎のことを…
零奈=四葉を知ったあとだと、今までの物語の印象がまた違ってくる。1話の「やっとこっち見た」も意味深。
ボートに乗って零奈(五月)に五つ子について風太郎が語るときに、四葉に引っかかっていたのも気になる。風太郎もちらっと四葉に思い出の女の子の影を見ているのでは?
京都編で姉妹の仲がより深まったあとに、物語の根幹ともいえる過去回がスタート。
すべては京都で、四葉と風太郎が出会ったことから始まったのだ…