とあるカワウソのつぶやき。

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【甲鉄城のカバネリ】第8話感想「美馬さまはまっくろくろすけ!」

甲鉄城のカバネリ第8話「黙す狩人」感想。美馬のセリフでタイトル回収。

喧嘩っ早いよ生駒くん!

美馬と出会って早々、喧嘩腰の生駒。そんな生駒を含めて、甲鉄城の面々を克城に招待する美馬の懐の深さよ。城の修理を自ら買って出るなど、良い面も見せるが内面ははたして。

修理しながら話す生駒と美馬の考えは、「生きるためにはカバネリと戦わねばならない」という点では一致しているように見える。でも美馬は強者側の立場、生駒は弱者側の立場だから、根本的なところが違うんだろうなと。

時には犠牲をもろともしない美馬と、切り捨てられない生駒。ふたりの間の溝が埋まることはなさそう。

克城の技術力は世界一ィ!

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大量のカバネの襲来に、慌ただしくなる倭文駅。うって出るは、美馬率いる狩方衆!焼夷弾でカバネを足止めし、バイクに乗った者が心臓を狙う。洗練された部隊の戦術は、さすがカバネ退治のスペシャリストといったところか。

3体合体したカバネも、無名とホロビのコンビネーションで撃破!

マスクをつけたときにホロビ目が赤くなったのは、カバネリとしての力を解放したということか。マスクは無名のリボンと同じようなものなのかな。

あっという間にカバネを殲滅。それにしてもバイクて。技術力に格差ありすぎでしょ。

無名と甲鉄城の決別

美馬は、甲鉄城の親鍵を持ってくるよう無名に指示する。

彼を信用しきっている無名は、菖蒲から無理やりにでも鍵を奪おうとする。侑那が機転を利かせて、ボイラー室の鍵を渡すことで難を逃れる。

だが、無名は嘘を吐かれたと甲鉄城の面々への不信をつのらせる。美馬につのらされたといったほうが正しいか。親鍵を奪うことに何の疑問も抱かない無名の心を利用したんだ。

美馬を巡って、対立する生駒と無名。生駒の説得むなしく、無名は克城へ帰っていく。兄様と甲鉄城の間で揺れていた彼女の心は、兄様側に大きく傾いている。きっとそのうち、甲鉄城に戻ってきてくれるとは思うけれども。

「10年前」の真実

7話で示唆されていた10年前の出来事。とある戦で美馬たちはカバネの中に置き去りにされたという。置き去りを支持したのは、現将軍。息子を置き去りにして自分の保身を図ったのか。

美馬は将軍に「勘当されている」と語っていたが、そんなヤワなもんじゃない。反乱を起こされても、文句は言えないレベル。将軍にとっては、数多くいる息子のひとりくらいの認識で切り捨てたんだろうな。

10年前の時点で美馬たちが相当な実力者だったとしても、カバネからどうやって生き残ったのか気になる。ひたすらカバネをばっさばっさ切り倒して、笑みを浮かべる美馬の姿が想像できるけれども。

美馬はまっくろくろすけ!

かつての部下である榎久をためらいなく切り捨てる美馬。しかも、笑みを浮かべながら。

さらに怪しいのが、自らが乗る克城にカバネを大量に乗せ、恙所(つつかみどころ)でとても大きな心臓のようなものを作り出している点。幕府の転覆のために使うものと考えられるが、確実に罪のない民衆が確実に巻き込まれるよね。

ちなみに「恙(つつが)」の意味は「病気などの災難。やまい。」だそうで。病室みたいなイメージかな。無名もそこで何かを注入されてカバネリにされたようだし。

「美馬は英雄なんかじゃない」と生駒は語るけれど、その指摘は的を射ている。英雄の面を被った獣、復讐者だ。悦に浸るこの表情よ。

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第9話ではついに幕府の転覆に動き出す美馬。美馬を生駒は止められるのか。無名を取り戻せるのか。ふたりの兄対決の行く末は如何に。

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