四月は君の嘘の主題歌は、作品の世界を見事に彩っている。
四月は君の嘘のキャラソン記事に引き続き、主題歌についても記事を書いていきます。1クール、2クール合わせて4曲。どれも君嘘の世界を彩ってくれる名曲ばかり。
光るなら/Goose House
第1クールOP。キラキラしたOPの映像とともに、物語の幕開けを彩ってくれた曲。
1クール目を見ていた時点では、光るならは、公生からかをりへの想いを表現している曲だと思ってたんですよね。
ところがどっこい、かをりの「嘘」を知ったあとだと、どちらからの視点にも聞こえるように。
Goose Houseのみなさんが歌詞を書いていたときに、結末を知ってか知らずかは分からないんですが、両方の視点から君嘘の世界観を描いているのは見事。
「導いてくれた 光は 君だよ つられて僕も 走り出した 知らぬ間に クロスし始めた ほら 今だ ここで 光るなら」
この歌詞のところで、4話のかをりと公生の演奏がいつも目に浮かぶ。かをりに導かれて舞台に上がった公生。彼と演奏することが夢だったかをり。そのふたりの共演。
お互いの人生が、知らぬ間に交差していた。その瞬間を切り取った素晴らしい歌詞です。
誰かが光るならでMAD作ってくれないかな、なんて。
キラメキ/wacci
第1クールED。涙なしでは聞けない名曲。フィナーレイベントで桜が舞い散る演出のなか、キラメキを生で聴いてボロボロ泣いていたのを覚えてる。
最終話のかをりの手紙の朗読シーンでBGMとして流れていたのを思い出して、胸が苦しくなる。2番の歌詞なんて、かをりがいなくなったあとの世界が表現されていて、グッときちゃう。ほんとにいい曲なんですよね…。
実はキラメキは「君のものだった」という曲がもとになっていることをwacciの橋口さんが明かしています。
wacci「キラメキ」のこと。|wacciオフィシャルブログ「wacciのブログ」
この曲が四月は君の嘘と出会ったのは運命。曲の世界観が、かをりと公生の紡いだ物語、君嘘の世界にびっくりするほど当てはまっている。
橋口さんは結末を知ったうえで、「君のものだった」をより物語に合うように「キラメキ」にアレンジしてくれた。
元々あった曲の良さがさらに増したことで、アニメを見た人の心にずっと残る名曲になったのだと思います。
七色シンフォニー/コアラモード.
第2クールOP。ポップなメロディで楽しくなっちゃう。5月のライブで生で聴いたときには、いろんな思いがこみ上げてきて、また涙してしまったんですよね。
2クール目はかをりの病状が悪化して、物語的にも苦しい展開が続くんですが、それを重すぎないように、OPで緩和してくれているような気がします。
かをりと公生が紡いだシンフォニー。ふたりにしか出せないカラフルなメロディを、曲いっぱいで表現してくれている曲。
オレンジ/7!!
第2クールED。しっとりとしたバラードが、2クール目の展開に寄り添ってくれている。3月に公開されたアニメの映像を使った「オーケストラver.」のPVは反則。かをちゃん…かをちゃん…。
かをりの名台詞「君は君だよ」を歌詞に取り入れてくれているところがポイント。この曲を聴いていると、彼女の笑顔が目に浮かぶ。
最終話のEDで公生視点で見たかをりの姿がどんどん映し出される中、「オレンジ」が流れていたのは泣けたなあ。
四月は君の嘘の世界を彩ってくれた主題歌たち。ふとした瞬間に聴いて、また君嘘の世界に浸るのも趣がある。こんな名曲を生み出してくれた、アーティストのみなさんに感謝。
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