とあるカワウソのつぶやき。

四月は君の嘘が大好きなカワウソ。好きな漫画やアニメについて語るブログです。

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『五等分の花嫁』13巻の感想。風太郎が選んだのは誰?学園祭編、クライマックス!

『五等分の花嫁』13巻の表紙は「花嫁」です!12巻の風太郎と対になる演出がめっちゃ好き。

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12巻の時点でうっすらと予感はしていたものの、14巻で完結と発表されました。これまで推してきた作品だけに終わってしまうのは寂しい。

けれど、終わりのない物語はなく、きっと読み終えたときには晴れやかな気持ちにさせてくれるはず。

14巻の表紙は風太郎、五つ子、らいは、勇也、マルオと両家勢揃いで大団円と予想。

13巻では三玖、四葉、五月のエピソード、そして風太郎の選択が描かれます。ついにこのときがやってきてしまったか…

いったい誰を選ぶのか。物語の根幹に関わる事実が明かされるとき!

三玖の成長

五つ子のなかでいちばん成長したのは三玖ではと思うのです。

料理がド下手だったのが練習に練習を重ねて、おいしいパンを、パンケーキを作れるようにまで上達。

引っ込み思案だったのが仲違いしていたクラスの男女の間をとり持つようにまで。

ずっと我慢してた思いをぶつける姿は「三玖、成長したな…」と感慨深くなりました。

返事を聞くことすらせず風太郎に迫る肉食系な三玖もたまらなく可愛いですね!

積極的がすぎる!我慢し続けてきたからね、一気に欲望が解放されても仕方ないね。

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ところでキスしてもまだ全然我慢してることとは…三玖さん、確実に舌は入れてるでしょ、これ。

青年誌だったら野外にも構わずそのまま…なんてあったりなかったり。既成事実さえ作ってしまえば勝ち確!(最低)

四葉のさよなら

学級長として学園祭の運営に奮闘する四葉。頑張りすぎるあまり、倒れてしまい…

屋台の火事は決して四葉のせいではないのに、彼女自身が自分を責めているのがツラい。

「私のせいで」と自らを責め続ける四葉に風太郎が語る二日目の出来事。陸上部の部長に被服部の2人、それ以外にも四葉に助けられた人たちがたくさん。

四葉の「せい」ではなく四葉の「ため」に集まった人たち。

これまで四葉がやってきたことがすべて繋がっている。誰かのために一生懸命だった四葉だからこそ、みんな協力してくれたのだと。

また、竹林との対話も経て、四葉もようやく過去から一歩踏み出す。かつて京都で出会った女の子として風太郎と語らう。

「約束を守れなかった」と謝る四葉に対して「大切なのは今」と答える風太郎。まじでイケメンだわ…

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そして最後のお別れのキス。ちょっと待って、これ風太郎夢だと思ってんじゃん!!!

しかも全然!!!割り切れてない!!!割り切れてないから!!!風太郎への想いを断ち切れてなんかないから!!!

四葉が!!!四葉が幸せにならないなんておかしいよ!!!

五月の決意

五等分の花嫁に嫌なキャラって基本登場してないと思うんですが、終盤に来て五つ子たちの父親・無堂が登場。

このおっさん、もっともらしいことを言っていても、妻子を捨てて逃げたクズ。

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109話でアメをかじりながら五月に近寄る描写はホラーかと。零奈だけでなく実の娘にも手を出すのか!?とヒヤヒヤしたものです。

しかし最終的には五月やマルオに凄まれ、あっさりさようなら。あっけない退場であった…

五月編は無堂によって自分の夢に自信が持てなくなっていた彼女が改めて「教師になる」と決意するエピソードでした。

風太郎の「母を目指して夢を追うのと 夢を目指して母を追うのとでは大きく違う」のセリフに深く頷く。彼は本当に良いことを言う。

前者は「母になりたい、ならなきゃ」とある意味呪いのようで、後者は自ら夢を選択して母を追う形。

母を追うのではなく、夢を目指した結果、その先に母がいる。理想を抱いて先生を目指すのは決して悪いことなんかじゃない。

そ・し・て!1話のリフレインに胸が熱くなるんですよ!!!

かつては検討すらしないで断ったが「勿論だ」と即答。風太郎と五つ子が積み重ねてきた時間を感じます。

「勉強教えてくださいよ」「勿論だ」

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また無堂との対峙を経て母脱却からの敬語解除。自分を、姉妹たちを導いてくれた風太郎は自らに一番近い教師。

「良い最終回だった…」と思わず言いたくなるくらい充実した五月編でした。

風太郎の選択

五つ子たちはそれぞれバラバラの部屋で風太郎を待ち受けている。彼が選ぶのはたった1人だけ。長く続いた学園祭も終わりが近づく。

五つ子たちにたくさん教えられてきた風太郎。

きっと彼女らとの出会いがなければ前田・武田と語らうことはなかったのかもしれない。動揺を隠しきれない風太郎がお茶目でちょっと可愛いなこいつ!

部屋に入る前に深呼吸。風太郎も緊張しているのがうかがえる。誰を選ぶのかドキドキワクワク。

風太郎が選んだのは四葉!四葉です!!!

「なんで私が?」と驚きと喜びを隠せない表情が最高です!

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外に出ていた四葉が保健室に戻ってきたのを待ち受けていたのが風太郎だったと。春場ねぎ先生の叙述トリックにしてやられた。

「待たせたな」ってそうだよ、ほんとに待ってたよ!!!

一花、二乃、三玖、五月のエピソードはどれも最終的には前向きな形で終わっていたものの、四葉だけしこりが残る形だったのが気になってたんですよね。

報われてほしいと思っていただけに、四葉が選ばれて嬉しい!初期は三玖が好きで、今ももちろん好きなので選ばれなかったのは残念なのですが…

それ以上に絶対幸せになってほしいと思っていた四葉が選ばれた嬉しさで胸がいっぱいです。

風太郎は四葉が好き。四葉は風太郎が好き。

両想いで断る理由なんかないじゃん!と思いきや、四葉は他の姉妹に負い目があるから、すんなりお付き合いとはいかないのでは。

残り1巻、いろいろあるだろうけど、風太郎と四葉のイチャイチャエピソードが読みたいです!よろしくお願いします!!!