『五等分の花嫁』 12巻の感想。学園祭開幕!風太郎の決断と五つ子の選択!
『五等分の花嫁』12巻の表紙は満を持しての風太郎!花嫁姿の五つ子の後に、タキシード姿の風太郎。
終わりが近いのか…?と勘ぐってしまいますね。担当編集の方は「今年(2019年)は終わらない」とインタビューで仰っていましたが、2020年には完結してそうな気がする。
花嫁が誰なのか知りたい気持ちと、ずっと五つ子と風太郎のあれこれを見たい気持ちが同居する。
どんな結末を迎えるにせよ、ずっと応援していきます!
12巻では高校最後の学園祭が開幕!時系列が入り乱れ、五つ子と風太郎がキス…!?
「最後の祭りが◯◯の場合」シリーズは、過去の印象的なエピソードの要素も組み込んで、インパクトも大!
3日間の祭りの末、風太郎は誰を選ぶのか。私、とっても気になります。
三玖の告白
三玖と風太郎のデート回だあああああ!
単に楽しいだけじゃなくて大事な意味を持つ。今まで勉強を教えてくれていた風太郎に進路を告げるとき。
料理が下手っぴだった三玖が風太郎への想いを通してめきめき上達し、料理の専門学校へ。成長めざましい彼女に涙ちょちょぎれる…
そしてもう一つ大事なこと。風太郎は三玖にとって「特別な人」なのだ。もちろん変な意味で。「変な意味じゃなくて」からの「変な意味で」の告白、最高じゃないですか!
修学旅行ではごまかしたが、今度は目の前の風太郎にまっすぐ想いをぶつけている。さて、風太郎の返答はいかに。答えを出すその日までお預けかな。
お久しぶりな竹林さん
この黒髪ロングな美少女を覚えているだろうか。そう、風太郎の小学校の同級生・竹林さんです。
京都で風太郎が一人行動する理由になった子でもある。偶然ではあるが、彼女がいたからこそ風太郎が約束の女の子と出会うきっかけになったんですよね。
成長した彼女はこのタイミングで学園祭に何をしにやってきたのか。風太郎に会いに来た、かつ五つ子それぞれにも会いに来たんでしょうねえ。
五つ子たちの感情かき乱していったのには笑った。わざと煽ってない?竹林さん。
四葉が「私の方が…」と言い出そうとしたのに五月が被さったのが残念でならない。五月もめっちゃ良いこと言ってくれてるんですが、四葉…
四葉が自分が京都で出会った女の子だと明かす日は来るんでしょうか…
一花のインパクト大なキス!
一花がやってくれました、やってくれましたよ、ええ。シリーズ初っ端だからこそのキスのインパクト。
修学旅行編からヒロインレースに復帰させた春場ねぎ先生の手腕に脱帽。正直めがっさ可愛かったですからね、今回の一花。
はたして鐘キスの相手は一花だったのか否か。どちらにせよ風太郎の唇を奪ったのは事実なのです!
キスのあとのセリフが追い打ちをかけてくる。可愛さ爆発からのからかい。からかい上手の一花さん。
過去の花火のときとシチュエーション被せてくるのもずるい。ついつい思い出しちゃう。あのときは膝枕されて寝てたのが風太郎だったな…
個人的には鐘キスの相手というよりも、鐘キスを見かけたのが一花説を推したい。五つ子の誰かがキスをしたのを見て焦り、修学旅行の暴走につながったとみた。
二乃の家族愛
五つ子のなかでも特に姉妹への、家族への愛が強いのが二乃でしょう。
「◯◯な場合」シリーズではなかなか距離を詰められずにいた父・マルオとようやく心を通わせられたのでは。
二乃編でもあり、マルオにとっても姉妹たちとの距離を縮めるエピソードになっていたのでは。
マルオが零奈のファンクラブ会長まで務めあげてたのはウケる。恩師かつ大好きな人が遺した子どもたちへの愛がない訳じゃない。
愛ゆえに、零奈を思い出してしまうからこそ距離を置いていたと。二乃がふるまった思い出のパンケーキで雪解けという流れが見事で感動した…
ほっこりしたまま終わるかと思いきや、流石の攻め気な二乃。ガンガンいこうぜな姿勢がたまらなく好き。
この流れだと全員と風太郎がキスしちゃうのでは…?キスに至るまでどんなエピソードが描かれるのか、めっちゃ楽しみです。